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Re:Re:チャンピオンシップ・ヴァイナル

再びお返事どうもありがとうとざいます。ここ数年あなたとは会っていませんが、ここ数日でこんなにお手紙をやりとりするとは思ってもみませんでした。ここ最近、特に変わりはありませんでしょうか。すでにご存知かもしれませんが、日本は大きな地震と大きな津波に襲われ、大変な被害にあっています。幸いにも、僕が住んでいるところは大きな被害はありませんでしたが、各地で余震が起こっていて、毎日落ち着かない日々が続いています。時々、部屋でじっとしていると「揺れてるんじゃないか?」と錯覚を覚えるときがあります。どうやら少し敏感になっているようです。震災が起きてから二週間が過ぎようとしています。平常時に戻るのは、まだまだ先のように思えてなりません。こちらでは、節電のため計画停電が行われています。僕が住んでいる地域は今のところ実施地区から外れていますが、夜、突然真っ暗になったら恐らく不安になるかもしれません。昔、どこかの店からもらったキャンドルライトがひとつあります。そのうち、これを使うときが来るのでしょうか。でも、もしそうなったとき、テレビは観れないし音楽も聴けません。ギターでも弾いてやり過ごすしかないかもしれません。本を読むには暗すぎます。そのうち、渋谷や新宿が真っ暗闇になるときが来るのでしょうか。先日送っていただいたCDはよく聴いています。①曲目の京都のバンド、最初聴いたとき、日本人だとは思いませんでした。toeの人が参加しているんですね。なんて枯れた唄心なんでしょうか。僕らがよく知ってるあのレコード屋のあの店長なら、「この唄心!全人類マスト!」と書くかもしれませんね。①曲目からいい流れで②曲目に繋ぎましたね。たしかに、bloodthirsty butchersやtoeと共演するのがよく分かります。名古屋に行ったとき、ぜひライブを観てみたいです。しかし、エリオット・スミスもそうですが、ハードコアを通過した人たちはなぜこんなに枯れた唄心、凛とした哀愁感が出るんでしょうか。演奏とリズムはタイトでパキッ、とした乾いた感じで。残念ながら、僕はタイミングが合わず「kocorono」は見逃してしまいました。個人的に、このときがいちばん熱い時代でした。当時がとても懐かしく思えます。⑥Versusもそうですが、+/-のライブも数年前に観たことがあります。mooolsとのJAPANツアーでした。女性ヴォーカルのこの曲は、とても新鮮です。CD買ってこようかな。⑦この曲は、ライブで観ていちばん印象に残った曲です。随所に、グランダディ節が出ていて、ライブは最高でした。ちなみに、僕はアーリマートも好きです。⑧まさに、「巨星墜つ」という感じですね。僕も聴き返してみようと思いました。⑨Skeeter Davisという人の1964年のヒット曲らしいです。僕は知りませんでした。あまり知られていないヒット曲を小粋に歌うアレックス・チルトンは、とてもイカしてます。この曲は意外な発見。小粋なドラミングもイカしてる。⑩⑪このエモロックの感じは「懐かしい!」という感想。weezerとかのパワーポップからこっち方面に移行した当時。⑫⑬⑭これも確かに。Pavement、Built To Spill、Silver Scooterながれでこんな感じも行きましたね。ヴォーカルの唄心も泣かすがギターフレーズも泣かす。⑭この感じ、このサウンド、曲終わりのこの脱臼感はmooolsにも通じる気がしました。⑮この曲カッコいいね。プログレだね。⑯僕はハードコアは通過していないのでちょっとアレですが、この迫りくるスリリング感はかっこいい。つーかこれライブ盤なのか。すげーな。⑰たしかに、ドラムが木魚に聞こえてきた。まさか終始このリズムとは。⑱イタリア人がこんな繊細で叙情的なギターを弾くなんて。というのは偏見かもしれませんが。⑲同じバンドが3曲入りましたね。その気持ちは、とてもよく分かります。


テレビのニュースでは、原発事故について毎日報道されています。原子力発電の仕組みを知っただけではなく、底辺にいる現場の人達が会社を支えてるんだな、ということもよく分かりました。「健康に直接的な被害があるわけではありませんが・・・」という警告は、いわば「用心するにこしたことはない」という意味かと思いますが、風評被害という想定外な巻き添えをくらった側に対しては、今のところなす術がないようです。個人の危機管理レベルに任せる、といったような具合です。前回の手紙から、あなたは今オーストラリアにいるようですが、今後も日本のニュースをチェックしてください。ではお元気で。さようなら。


PS:
先日、海外のニュースが「地震でまっぷたつに割れて崩れ落ちた道路が、たった6日で元に戻った」と伝えていました。日本の復旧力の速さを賞賛する記事でした。テレビでは、放射能の数値が毎日報道されています。幸いにも、僕が住んでいる地域は全く問題ないそうです。だから心配しないでください。(でも、チェルノブイリが人の住めない街になってしまったというのはゾッとします)今度、日本産の水菜を送ります。鍋に入れても美味しいし、ごま和えにするにもおすすめです。(念のため、ごまも一緒に送ります)

Japan fixed this quake-damaged road in just six days


PS:PS
先日、気分転換にでもと思い「イージー・ライダー」を観ました。まさかあんな結末だとは思わず、驚きました。自分たちが求める「自由」のため、バイクを走らせるキャプテン・アメリカとビリー。タイヤのパンクを直してくれるとても親切な農夫、小さな共同世界で「自分たちの自由」を楽しむヒッピー、二人の自由な外見/服装を見て酷い陰口をたたく町の住人。自由の象徴のような国にいる、自由を忌み嫌う人達。ふつうの町の住人が、よそ者を「気にくわないから」という理由で銃で撃ち殺したらもちろん犯罪ですが、その当時のその地域は、それがまかりとおってたようです。あまりに簡単に撃ち殺すので。映画前半で軽快に流れていた「ワイルドで行こう」が、観終わった後なんだか切なく思えてきました。なぜあんな差別が生まれたのか僕は知りませんが、あの二人は一体どんな自由を求めて走ってたんだろうか、と思います。風評や自由のことを考えるとキリがありません。ちなみに、ハイウェイを走る姿は爽快で楽しそうで、ステッペンウルフやバースやザ・バンドの曲はどれもかっこいいです。カラッと乾いた感じで。(僕はバイクに乗れないので、せめてテレキャスターで乾いた音を出すしかありませんが)



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東北地方太平洋沖地震

信じられないような事態が起きています。
岩手のドラマー/菅原は、現在ろうそくで過ごしているそうです。

地震発生の当日、僕は六本木から自宅まで歩いて帰宅しましたが、
街は帰宅難民で溢れ、異様な光景でした。歩道は人で渋滞していました。

こういう非常事態のときに限って、普段の平和な生活が身に染みる思いですが、
とりあえず、無事な僕らが今できる取り組みは、「節電」のようです。
引き続き余震に注意していきましょう。


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