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Re:チャンピオンシップ・ヴァイナル

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再度お手紙ありがとうございます。気に入ってくれたようで、なによりです。同封されていた写真も拝見しました。あなたは今オーストラリアにいるのですね。コアラで分かりました。そちらは夏真っ盛りのようですね。こちらは暖かい日が数日ありましたが、まだ寒い日が続いています。今朝は朝から雨が降っています。おの手紙を送った数週間後、CAKEの新作「SHOWROOM OF COMPASSION」がリリースされていたのを知りました。前回の手紙で書いたように、僕はやはり後悔してしまいましたが、まあ、僕のチェックが遅かったので仕方がないと思っています。6年ぶりの新作だそうです。前作の「Pressure Chief」から、次の新作がリリースされるのを待ち遠しく思っていましたが、もうそんなに経ったんですね。なんと、ビルボード全米アルバムチャートで初登場No.1、だそうです。今作は、100%太陽発電したスタジオで録音したそうです。ジャケットも100%再生紙だそうです。特筆すべきは、CAKEの初期メンバーのギタリスト、グレッグ・ブラウンが1曲参加していることです。僕のお気に入りギタリストだったので、再び彼のギターが聴けるのは嬉しい限りです。内容はというと、言わずもがな、カッコイイです。どちらかというと、初期の内容に近い感じがしました。フランク・シナトラのカヴァー曲も入っています。あのクールな低音のつぶやくようなヴォーカル、哀愁ただようトランペット、ビブラストラップの脱臼感、「ヤーッ!」というユルかっこいい掛け声、コーラスなど、CAKE節は健在です。ちょっと愛嬌のあるハードボイルドなバンドです。オーストラリアでも売っていると思いますので、聴いてみてください。僕はこれから出かける用事があるので、今回は取り急ぎご報告まで。同封されていたCDは毎日聴いています。感想は後日にでも。では、さようなら。

PS:雨が降っているので出かけるのは厄介ですが、もし新しい傘でもあれば、気分も違うのでしょうか。(せめて、いつもと違うカバンで出かけようかと思っています)


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チャンピオンシップ・ヴァイナル

お手紙どうもありがとう。同封されていた写真も拝見しました。こっちにいた頃とは別人のように日焼けされていますが、そちらは南国なんでしょうか。髪も随分伸びましたね。昔の少年のようなショートカットが懐かしく思えます。こちらの今年は極寒の寒さで、異常な大雪で、恐ろしいほど乾燥していて、僕はついに我慢できず加湿器を購入しました。昔は湿度の具合なんて全く気にせず、夏も冬も肌むき出しで遊んだものです。海で遊んで真っ黒に日焼けしたり、雪まみれになってスキーをして雪焼けになって温泉に入ったり。いま僕の部屋はプラズマクラスターとナノイオンで溢れています。まるで無菌室にいるようです。今年もベスト選曲CDを送ってくれて、ありがとうございます。毎日楽しく聴いています。普段は聴くことがない、自分が知らない世界の音楽を聴くことはとても新鮮で、こうやって自分の世界が広がっていくのはとても刺激的です。そういえば、元Elekibassのドラマー菅原ともこういうCDのやりとりをしていましたが、それもいつの間にか自然消滅しました。お互い悪気はありませんが、まあ「そんなもんだ」と、いい意味で思っています。あなたが日本を旅立たれて5年も経ちましたが、お元気そうでなによりです。お返しに、僕の選曲CDを同封します。アメリカツアー中にGetしたものや、Casper&the Cookiesのジェイソン・ネスミスの自宅にあったもの、アメリカの友人からオススメされたものが多数です。(※2枚目に続く) ①冬の寒い日に、薄氷を踏んで本屋の少女に会いに行く姿、風景が思い浮かぶ。どんな想いで本屋に向かってるのかなと、思わず想像してしまう。歌詞の力。1/26に発売された徳永憲の新作「ただ可憐なもの」より。②NYブルックリンの話題のバンド。歌だけを聴いてると、僕らがよく知ってる時代のギターポップっぽいが、サウンドやアレンジが目新しくてセンスがいいと、たとえインディーズでも色んな人の耳に届く。皆食いつく。③去年発売された新作より。よりELOに近づいたアルバム。これは未来に思いを馳せた曲。「レトロでありながら近未来的なスーパーポップ」と、ヴォーカルのロバート・シュナイダーsaid。最近彼は数学的方式に基づいた音楽スケールを生み出したらしく、そのスケールで作曲した曲名は「CPU」。④THE B-52sフレッド・シュナイダーのソロ作品。これはRemix作品。Remixしたのは、Casper&the Cookiesのジェイソン。そしてこのかっこいいドラムサウンドはアップルズインステレオのロバート・シュナイダー作。⑤地元アセンズでは伝説的なバンド。1976年結成のニューウェイブ/パンクバンド。これは2008年の作品。パーティ・ディスコ調。初期とは全然違うバンドになったけど、声がよくハマってる。結果オーライかっこいい。去年のアメリカツアーで、ジェイソンがB-52sが初めてライブをした場所とかを案内してくれた。旧メンバーのリッキー・ウィルソンは、○○○で亡くなった最初のミュージシャンらしい。余談。⑥オーストラリアはメルボルン出身のバンド。THEアヴァンギャルド、なヴォーカルがアレンジとよく合う。オージーのアーバンな雰囲気。アルバム全体を通して聴くと、モデストマウスが見え隠れするような気がした。⑦最初に聴いたとき、「最近のバンド?」と思ったが、70's後半~80'sに活躍したバンド。ヴォーカルとコーラスの揺れ具合&微妙にずれた感じがサイケに感じる曲。ジェイソン宅で流れていてGet。⑧年末の徳永憲DJで気になった曲。トッドがシンセサイザー使いまくりのアルバム。そのシンセから始まるなんてことないイントロが、妙にとてもかっこいい。「トッドのモダンポップ黄金狂時代」より。⑨最近のオブモンのフィルターを通すと、こんなバンドまで聴けるように&むしろ好んで聴くようになった。影響って不思議。僕よりちょっと前の世代の人達の、淡く青い思い出の80'sの名曲。⑩メンバーも増え、有名プロデューサーを迎え、また1つビッグになったオブモントリオール。彼らの最新作より。ビヨンセの妹、ソランジュ・ノウルズとのデュエット曲。最近のライブで見かけるあのアジアンギタリストは誰だ?⑪、⑫「作曲の鬼」と言われたザッパなので、作品が膨大な量。こういう場合は、友人のオススメを頼るに限る。これはフロムNYの友人、フレドリクスのオススメ。奇妙な小曲がたくさん。ジャケは女装。⑬一年のうち時々やってくる、ニール・ヤングが聴きたくなる波。今年はオハイオ。⑭TheB-52s初のシングルヒットで彼らの出世作、「ロック・ロブスター」。攻める怒涛の6分間。地元アセンズでは初期の方が評価が高いが、のちにパーティチューンの「Love Shack」が世界的に大ヒット。高校生のときに地元のローカルテレビでこの曲のPVを見たのを覚えている。⑮去年出会ったベスト・オブ・クールな1曲。エレキベースとウッドベースの両刀使い。NYの路地裏を歌った曲。歌詞の内容はゲイの世界。プロデューサーはデヴィッド・ボウイ。ルー・リードはNYの夜がよく似合う。⑯エチオピア人の女性ピアニスト。モールスのライブ会場でBGMとして流れていたのが気になって、購入。名前の読み方が分からない。クラシカルでエキゾチックな不思議な世界。アラブ世界のあの衣装で、彼女はこのピアノを弾いてるんだろうか。そんな姿を一度見てみたい。(※3枚目に続く)

天気予報では、2月に入ると暦どおりに暖かくなるそうです。でもこちらはまだまだ寒い日が続きそうですが、そちらはきっと一年中暖かいのでしょうね。そうそう、中庭の椿は、この寒さでも元気に育っています。花をつけたら、庭に出てお茶を入れようと思っています。その頃には暖かくなっているといいのですが、冬の晴れた日は家から富士山が綺麗に見えます。冬の朝の空気はとても澄んでいて、きりっとした気分になります。そんな冬もなかなか乙なもので、そう考えると冬も悪くありません。今度会ったとき、また美味しい蕎麦を一緒に食べに行きましょう。帰国したら連絡ください。電話番号は変わっていません。では、さようなら。

PS:
このCDがあなたの所に届くまで、僕はこれ以上お気に入りの音楽と出会わなければいいのですが。もしかしたら、僕は明日それに出会うかもしれません。そのときに、「これもあのCDに入れればよかった」と、後で思いたくないからです。街は色んな音楽で溢れています。音楽はインターネットで簡単に購入できます。ここ最近の音楽業界を憂う声もよく耳にします。でも僕はそんな音楽業界を憂う前に、いいアイデアが浮かばないときの自分を憂います。ソーシャル・ネットワークかトロンの3Dヴァージョンでも観に行くか、マネーボールを読もうかと考えています。最近僕は、今まであまり興味が無くて避けていたSF世界を楽しんでいます。まずはと勧められたマッドマックス1と2、ブレードランナーがとても面白く、あとはマトリックス三部作。サマーウォーズなどなど。アーサー・C・クラークに手を伸ばしそうな勢いです。もしギターの速弾きができるプログラムが簡単に購入できるなら、僕はおそらく試しにそれを自分にインストールして楽しむでしょう。そうするとそのうち、その人のスペックの関係で制限問題が起きるかもしれません。カスタマイズはお金と個人とセンスの問題になるのでしょうか。少し話がそれましたが、もし僕が明日お気に入りの音楽に出会ったら、それは来年のCDに入れようと思います。(でも、一年を通してそれがずっとお気に入りで続くかは分かりませんが)

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