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ノルウェイの森

先日、知り合いの映画監督と共に観てきました。
エンドロールも細部までじっくりと。

映画館を出て、どちらが先に感想を口にするか。
お互い相手の出方を探ってたそんな時間が、とてもスリリングでした。
(結局、我慢できず口を開いたのは僕のほう)

原作を正月に読み返し、台詞まで何となく覚えているほど僕は記憶がホヤホヤで、
それぞれのシーンを原作と比べながら、僕が勝手に想像していた映像と比べながら
楽しみました。

「まあそうでしょうね。僕も本質的にそれには同感です。」

と、感想を話し合う僕らの口調は自然と映画に影響されていました。

という訳で、やはり独特な「文章の世界」なんだなと改めて実感した夜でした。


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里帰り

2011_2

東京から関越自動車道で金沢へ。
長野県あたりから雪が目立ちはじめ、新潟県に入ると吹雪になる。
自宅周りも積雪。ブーツを履いてくればよかったと後悔する。
東京の寒さとは異なる、体の心から冷えるような「凍てつく」寒さ。
もっと暖かい服装をしてくればよかった、と再度後悔する。

自宅にて数年ぶりに日本の年越しらしい年越しをして、元旦らしい
元旦の朝を迎える。
母のおせち料理などなど。庭には風流な積雪の雪見正月。

2歳になった姪と会う。
「照れる」という感情が芽生えてきたよう。そのせいか、あまり相手にされない。
姪にとっては、「誰?この人?」みたいなものだろう。
僕はどうすればいいか若干対応に困る。が、やはり可愛い。

お馴染みの神社に初詣。
「おみくじを引きたい」と言うと、母がおみくじ代と併せて引いてきてくれた。
悪いことは一切書いてない、良心的な「吉」だった。
海沿いにある神社。歌舞伎の「勧進帳」で有名な場所。
日本海は大荒れで、天候は吹雪。空を覆いつくす灰色の雲。

昨年、叔父がとある賞を受賞したので、親戚一同が集まってお祝いの会。
山間の料亭にて。家に送迎のマイクロバスが迎えに来てくれる。
車中では、「ノルウェイの森は観たか?」という話で盛り上がる。
「春樹氏のお父さんが学校の先生で、むかし授業を受けた」
という話を聞く。後にそれが縁で、春樹氏に会ったそうだ。
そんな珍しい体験談も聞く。
映画の感想はいろいろ。僕はまだ観ていない。

料亭では女将さんが温かくもてなしてくれる。
鮴(ごり)という魚の刺身、味噌汁がとても美味しい。
ハゼのような形をした、ライターより少し大きめの淡水魚。
料理を美味しくいただきながら、一同で叔父の受賞を祝う。

東京に戻る前に、近くのCD屋に寄る。
アップルズインステレオの「TRAVELLERS IN SPACE AND TIME」、
トッド・ラングレンの「トッドのモダンポップ黄金狂時代」、
ヴァンパイア・ウィークエンドの「CONTRA」を購入する。

帰りの車中で、数年前に亡くなった祖父の著書を読む。
帰り際に、父から貰った。
明治37年(1904年)に生まれた祖父。
その生い立ちから随筆、俳句、などなど。
当時の時代背景や生活の様子などが、事細かに書かれている。
「年貢は米」の時代。わらぶきの家。
田んぼの手伝いの後、祖父は藁(わら)で草履を編んでいる。

そんな祖父の幼少時代や苦学生だったときの思い出が綴られている。
僕の記憶にある祖父は、余生を静かに過ごしている祖父の姿だけ。
著書には僕が知らない祖父の姿があり、とても面白い。
「ストーブに なにかなじまぬ 人と対す」
という句が僕は好きだ。


今年は2011年。
家族だんらん時、神戸や横浜にある親戚の自宅をストリートビュー訪問した。
あとはアメリカツアーで行ったライブハウスや南極大陸のペンギン、などなど。

今年もよろしくお願いします。

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