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頂の絶景

ブラジル出身のバンド、Los Hermanos 。
現在は、残念ながら活動休止中。

きのう渋谷のワインバーCabotteで、The noomの長坂くん、Spiro中島くんの
弾語りライブを観に行く。
ライブ後の歓談BGMは、Los Hermanos のライブ盤。

富士山に登った人にしか味わえない絶景もあれば、ステージ上からでしか
味わえない絶景もあったりする。
のぼった人だけの醍醐味。

イントロが鳴った瞬間、お客さんはいっせいに盛り上がり、Aメロから大合唱。
お客さん全員が、Los Hermanos のボーカリストのよう。
ここまでの大合唱は、笑えるほど気持ちいい。
ぜひこちらから→Los Hermanos O Vencedor Ao Vivo


The Music Tapes: For the Planet Pluto

The Music Tapesのビデオクリップ。
「まだ小さい子供だから」って理由で大人扱いしてもらえない、
みんなが愛する冥王星に捧げた歌。

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叔父のブルース

各地で異常気象が起こる今年の夏。
最近ようやく夏っぽい日が続いたが、夜は秋の気配がする今日この頃。

先日実家に帰省する。
緑に囲まれた、ゆるやかな丘陵地にある我が家。
お盆シーズンということもあり、九谷陶芸村に人影は無くひっそり静か。

丘の上から久々に夕焼けを眺めたり、お墓参りで先祖に近況報告したり、
リフォームされ、リゾート地の山小屋のようになった祖父母の家の掃除を
手伝い、久々に会う親戚、家族とゆっくり過ごす。
従兄弟がアメリカ人のギタリストと付き合っているという話や、町唯一の
ポストが撤去されてしまったという話を聞く。

妹の子供は11ヶ月になっていて、とても可愛らしい。carouselpony
以前僕が抱いたときは必ず泣いたので、今回はその懸念から、
抱くのをためらう。

何年か前から過去を忘れがちになった祖母に、久々に会う。
両親から祖母のことは聞かされていたので、実際会うのはちょっと不安。
しかし、僕のことはしっかり分かってくれており、僕の誕生日まで覚えていた。
しかも「早く結婚しろ」とまで言われた。

なんだか、ほっと一安心。
過去を忘れがちな祖母は、「もっとゆっくりしていけ。早く結婚しろ」と
10回以上僕に言う。

東京では、先日割りと大きな地震があった。
机の上に平積みになっているCDが倒れないよう、手で押さえないと
いけないくらい。
予想以上に揺れた。

僕の叔父、叔母は、阪神・淡路大震災の被災者。
夕食のとき、当時の話を聞く。
そして、叔父が被災の体験を小説化している、という事実を
このとき初めて知る。
僕は東京へ帰る電車の中で、早速読んでみた。

続きを読む "叔父のブルース"

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チョイスの継続

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Marshmallow Coast
"Phreak Phantasy"
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マシュマロコーストの新譜。
発売されたのは、すでに過ぎ去った今年の5月。
日本には入ってきていなかったので、通販で購入。
バンド名はM CoastからMarshmallow Coastに戻ったが、
サウンドは変化した1枚。
MySpaceは新旧織り交ぜた選曲になっているので、
興味がある方はこちらをどうぞ!http://マシュマロ


こないだ新宿の道を歩いていると、外国の方から突然、

「スミマセン、ちょっとイイデスカ!?」

と声をかけられた。
僕は何事かと思ったら、

「ホラ!同じTシャツ!」

とのこと。

そう、その外国の方は、僕と全く同じ色、同じデザインのTシャツを着ていた。
それは緑色のオブモントリオールTシャツ。

そのとき僕はオブモンを聞きながら歩いていたので、彼の耳にイヤフォンをあて、

「今ちょうど聴いてたとこなんだよ」
と言うと、彼は「Oh~!」と言った。

「写真イイデスカ?」と言われたので、僕らは笑顔でポーズを決める。
もっとゆっくり話したかったけれど、僕は若干急いでいたので、
バイバイと言いその場で別れた。


こないだ、「何をやってるときがいちばん幸せ?」という、普段はあんまり
されることがない質問をされたので答えに困った。

このときは、「選択は間違っていなかった」と感じた、ある意味とても
幸せだった時。

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日々の推定

今日は夕方から突然の雨。夏らしい夕立。

今年は早めの夏休みをとった僕は、例年のようにシベリア特急で
ロシアを超え、スペインで夏っぽい日々を過ごした。
スペインで数日を過ごした後、いつもはパリかウィーンに寄るが、
今年は気分を変えてエルサレムに。

天秤の神様でも、水平にするには手をこまねく街。
とても暑かったので、カフェに入りラテとチョコチップクッキーを注文し、
読書を始める。
読みかけのページを探している最中、「天秤の神様に、ある日突然
意見を求められたら僕はどうしようか?」なんてことを考え始めたが
結論は出ず、本を閉じカフェを出て街を散歩し、露天商が売っていた
靴を買った。
石畳の街を歩くのにもってこいな、赤と緑の紐がついた、薄い茶色の
トレッキングシューズ。
自分の足に慣らす意味も込め、靴を履き替えゴルゴダの丘に登る。

丘の上から空に向かって飛び立ち、シベリア経由で青森に降り立ち、
十和田湖の水でコーヒーを入れ、湖畔でしばらく休憩した後帰宅する。
富士山に足マメ無しで登れそうなほど、その靴は僕に馴染んだ。


翌日、外出するため玄関のドアを開けると、麦わら帽子をかぶった
大きな案山子(かかし)が立っていた。
「ここは危険じゃない、と空腹のカラスに密告した罪で裁きを受けた」
とのこと。
案山子は左右にふらふらの状態。完全にバランスを失っている。
立っているのも困難な様子で、とても辛そう。
右手には罪の重さ。左手には、右手と同等になる程の「重し」を
人々から集めて周っているとのこと。
どうやら、推定無罪は僕が終わりを告げるよう。

悩んだ挙句、僕はエルサレムで拾った小石を出し、適当と思える
重さのものを選び、それを彼の左手に乗せた。
その分、彼はさらなる重みを両手に抱えることになるが、
「それを背負い、今後も水平に立ち続けたい。」と言い残し、
玄関から去っていった。
僕のトレッキングシューズを片方だけ渡せばよかったと、
後で思う。

彼が去ったあと、僕はいきつけの喫茶店で読書のポーズを
決めながら、夏休みの予定をもう一度たてる。

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