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風が吹く街

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Stuart Dybek
"The Coast of Chicago"
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夕方過ぎに雨が降り出す日が、ここ数日続く。
「裸のステラ」がヘビロテだった次は、オブモントリオールの新作が
ヘビロテの毎日。
そして来年の3月に、オブモントリオール3度目の来日が決定!

「シカゴ育ち」/スチュアート・ダイベック著。白水uブックスより。
結構前に読んだ本だが、最近何となく気が向いて読み直してる。

シカゴは、ライブで一度だけ訪れたことがある。
確か、2月。
空から雪が降ってきて、僕のコートの袖に落ちた雪の粒に目を近づけると、
綺麗な形をした雪の結晶。
顕微鏡でみるような、まさにあれ。
結晶の形を崩さず地表に、僕のコートに落ちてくるくらい、とても寒かった。

そんときのシカゴで思い出すのは、アップルズインステレオがやったライブハウスで
僕らもライブが出来て喜んだことと、マーチンの靴が半額セールだったので
即買いした思い出くらい。

風が吹く街"Windy City"シカゴ。
「シカゴ育ち」は、まるで風がフワッ、サラッ、と吹くような文体。
まるで文章が風が吹くように流れていく、とか言うとなんだかカッコいいが、
この本を映像に例えると、「トニー滝谷」のような、物語の中に風が吹いているような、
そんな感じか。いや、そうでもないかな。
まあ、そんな気がしないでもない。(例え下手なので、諦める)

「愛、友情、孤独、ロックン・ロール・・・ 風の街シカゴのダウンタウンに展開する
さまざまな人生を叙情とユーモアをこめて描く連作短編集」

本の背表紙より抜粋。
そして、サラッ とElekibassの近々あるライブは、

2008/11/29(土)ららぽーと 豊洲 
 無料ライブ 19:00~ 予定 

★2008/12/6(土)名古屋ロックンロール
 
 出演:ソフテロwith常田真太郎(スキマスイッチ)
 The Heartlands(ex.サニーズ)/ホットハニーバニーストンパーズ

です。
風が吹くまま気が向くままに、是非いらしてくださいね。
12月は、The Shut-Ups のJAPANツアー に僕らも出演など、まだまだ今年は
目白押し。
そして春が来る頃には、Elekibassから嬉しいお知らせをお届けできれば、などなど。

エスプレッソ・コンパナの決め手は、やはり「生クリームの量」だろう。
カフェによって味は違うが、同じカフェでも作る人によって味は異なる。
チェーン店の「強み」は、全国どこでも「同じ味」っていう点だけど、
(ちなみに台湾の「吉野家」は、日本と全く同じ味だった。)
僕がよくコンパナを飲みに行くコーヒーチェーン店は、作る人によって生クリームの
量が異なり、味が違う。

なので、たまに「はずれ」がある。
お客としてはガッカリ。
でも、生クリームの分量をどうこう言うのは何だか気が進まない。
エスプレッソと生クリームの調度いい配分が分からない店員さんは、たぶんコンパナを
あまり飲まないんだろう、と思う。
もしくは、その店員的に「生クリーム多め」の方が好きだ、オススメだ、とか。

デミグラスカップに入れる人と、エスプレッソ用の小さいカップに入れる人と、
LLサイズの紙コップに入れる、アメリカのどこかの空港の人。
カップによっても味は異なる。(まあ、気分的なもんかもしれないが)
LLサイズの紙コップに入れられたコンパナは、まるで底に残った「飲み残し」のよう。

僕は、エスプレッソ用の小さいカップで「クイッ」といけるかんじが好きだ。
クイッ と飲んでサラッ と店を出るお手軽感。
生クリームが多いと、クイサラ とはいかない。
喉が渇いて水がいる。
コーヒー1杯で長時間居座る。

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京都、大阪ツアー後記

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周りに風邪を引いてる人が多いけど、僕は幸運にも引いてない。
昔から、大きい病気や風邪で寝込んだという経験もあまりなく、
比較的「丈夫」な体。
そんな体に生んでくれてありがとうと言いたいが、完璧な「健康体」な訳がなく、
冬もやはり、敏感肌。
乾燥大敵。今年も悩まされる。

上記は、京都の「三十三間堂」のチケット。
この色合い、質感、ちょっとCAKEのイラストに似てない?ってチケットカウンターで
思ったのは、おそらく僕だけかもしれない。

大阪、京都ライブに来てくれた方、サンキューありがとう。
わざわざ遠方から来てくれた方もいたようで、どうもありがとう。

京都は「大会」というカフェでアコースティックライブ。
いつもは7人編成のElekibassなのに、この日のステージ上はたった2人。
僕は結構楽しんで演奏が出来たんだけど、いかがでしたか、こういうEleki。

で、翌日の大阪十三ファンダンゴは、4人編成。
ベースはジャカランタンのベーシスト、宮さん(カフェ「大会」のオーナーでもある)、
クリームチーズオブサンのドラマー、仲井君。
いやーまさか一緒にやることになるとはねえ、宮さんに仲井くん。
当日は、昔からよく知ってる2人なだけに、なんとなく当たり前のようにリハしてたけど、
よくよく考えるとなんとも不思議な面子。
そして、いい出来!ナイスライブだった、と個人的に思ってます。
サンキュー宮さん、仲井くん。

京都に着いて、リハまでの時間つぶしと思い、特に行きたい訳じゃなかったけど
ふらっとバスに乗り、三十三間堂へ。

平安時代、平清盛が後白河法皇のために建立したらしい。
全長120Mのお堂に、1001体の観音像が、ズラ~ッと所狭しと整然と並ぶ。

しかしまあ、よくぞこれだけ作ったもんだ。
観音様の数と、作った人の意気込みというか、執着心というか、
その熱意に圧倒される。
約800年前から実存している仏様と対面し、合唱。

そして、タクシーのおじさんから聞いた「小堀遠州」という江戸時代の建築家の
話も面白かった。

駿府城や名古屋城の建築を手がけたと共に、茶室や石庭も設計した人らしい。
お城って、殿様の威厳や国の繁栄を示す象徴的な建物、ってイメージ。
例えば、エジプトのピラミッドみたいに。

はたまた茶室や庭って、ひっそり静寂で隠遁、情緒的なもの。
そんな対極にある城と茶室を設計したなんて、面白い人がいたもんですよね~と
タクシーのおじさん。
千利休が天狗になった豊臣秀吉を、超地味な茶室に招いて諌めたという話も有名。

「えんしゅう、ってどんな漢字を書くんですか?」

と質問したところ、赤信号で止まる度にガイドブックでせっせと調べてくれる。

「その人が作った石庭って、こっから近いんすか?」

「こじんまりしたオススメなお寺ってあります?」
「仁和寺って、大きい寺なんですか?」
「ところで、今年の紅葉って見頃は?」
「あっ、ここら辺でとめてください!」

面白い話を聞かせてくれてありがとう。と礼を言い、タクシーを降りた。
京都のタクシー屋さんは、道以外の知識も求められる。

1001体の中には、自分の知人に似ている顔が必ず1体はあるという話。
そう言われて見てみると、確かに知ってる人に似た観音様が何体かいたような。
アメリカの知人なんだけど・・。
まあ、元々はインドから来た外国の人だしね、と思い合唱。

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暗黙/了解

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スタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトの「GETS/GILBERT」。
秋の夜長をさらにしっとり感じさせる、ナイスアルバム。
ジャズの巨頭とボザノヴァの巨頭。
1曲目は、「イパネマの娘」。


貸した方は覚えているが、借りた方は忘れる。
人に借りといて、何故忘れるのか?
脳科学の先生に聞いてみたい。NHKとかで特集やってくんないかな。
貸した方は「返して貰う」という目的があるが、借りた方は「満足した」ので忘れる、
みたいな構図。

僕が長年使ってるエフェクターは、「実は借り物」ということをすっかり忘れ、
いつの間にか「もう自分の物」になっている。
「Chorus/Vibrato」。とてもお気に入りの一品で、もはや手放せない。(借り物)

クリームチーズオブサンが解散。
ボーカル原田くんのブログには、

「アメリカのフランクザッパとオブモントリオールと、ブラジルのムタンチスと
日本のニューミュージックをごちゃまぜにした感じの変態ポップスバンドを目指して・・・」

「そんな方向性を目指してる人がいたのか!」と、とても共感を覚えたこともあり、
しかも大好きだったバンドだけに、こういうバンドが無くなるのはとても残念。
もっと彼らの音楽を聴きたかったしライブも観たかったが、願いは叶わず。
12月25日、大阪梅田シャングリラでのワンマンライブがラストライブ、とのことです。

Elekibassは、4人編成の京都/大阪ミニツアー。


●2008/11/20(木)京都葛野大路四条カフェバー大会
 「ELEKIBASSのちょっといいとこ見てみたい」

チャージ1000円、+1ドリンク open/start19:00/19:30
出演:ノスタル人(fromクリームチーズオブサン)
佐野ユズル(fromシゼンカイノオキテ)/S▲ILS

★京都の「大会」というCafe/Barでのライブです。すごいイベントタイトル。
 
http://www.geocities.jp/cafebar_taikai/top.html

●2008/11/21(金)大阪十三ファンダンゴ『ザ・アウトロウズ/らせんWレコ発記念!』
open/start18:00/18:30
前売り\2000(1ドリンク代\500別途)

出演/ザ・アウトロウズ/らせん/THE→CHINAWIFE MOTORS/
guest:乍東十四雄

★この日はクリームチーズオブサンのドラマー、仲井信太郎くんに
 ドラムを叩いて貰います。


●2008/11/29(土)ららぽーと 豊洲 
無料ライブ 19:00~ 予定 

★花火あり。半野外ライブです。

そして12月は、名古屋へ。
年内最後に選んだ僕らの遠征は、お気に入りの名古屋へ。

●2008/12/6(土)名古屋ロックンロール
 18:30/19:00 \2300/\2500(D別\500必要)

出演:ソフテロwith常田真太郎(スキマスイッチ)
The Heartlands(ex.サニーズ)/ホットハニーバニーストンパーズ

★いろんなところで顔を合わすソフテロと、名古屋での共演が実現。
 名古屋のみなさん、年内最後にぜひお越しくださいね。


僕のお気に入りエフェクター「コーラス/ビブラート」を貸してくれた
元NEROのギタリスト、O君。
O君と僕との間には、「暗黙の了解」という不思議な契約が成り立っている(はず)。

この場を借りてO君へ。
僕はこの音が気に入っていて、「好評」という意見を国内外から頂いています。
暗黙の契約が終わるいつかその日まで、大事に使います。

「貸した方は忘れない」というが、僕はモールスのCD一式を貸したことは覚えてるが、
誰に貸したかを忘れてしまった。

借りた方、ご一報ください!

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BEAUTY HAS A TASTE

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街にはマフラーと手袋のいでたちが目立ってきた。
僕も秋冬用に新しい手袋を買い、そのはめた手をしげしげと眺めたりする。

Elekibassのニューアルバム、ミックス作業までついに完了。
夜の8時から始めて、僕は朝の7時くらいに帰ったが、作業が全て終わったのは
昼過ぎだったよう。
みんなお疲れさん。

こないだの三軒茶屋のカフェライブで一緒だった、伊藤サチコちゃんのライブを見に行く。
この日は三茶のCup Bearerというカフェライブ。
「Cup Bearer」の意味を調べると、「(宮廷・貴族などの宴席の)酌人」。
クノシンジ君も共演。

この日は、「自分が好きな映画のテーマ曲をカヴァーする」というテーマが
出演者に与えられていた。
クノ君は、チャップリンの「モダン・タイムズ」より、「Smile」を。
チャップリンが作曲家だったこと自体僕は知らなかったが、この「Smile」って曲は
おそらく多くの人が聴き覚えのある曲。
「あ~、この曲ね、知ってる知ってる!」って雰囲気が場内に流れる。

そして、伊藤サチコちゃんは「魔女の宅急便」より、「やさしさに包まれたなら」
By 荒井由美。

ステージ後ろのスクリーンには、「魔女の宅急便」の映像が流れる。
伊藤サチコちゃんの歌に、お客さんはみんな完全に「魔女の宅急便」の世界に
入り込んでしまったよう。
例外なく、いつのまにか僕も。

彼女の歌を聴きながら、皆スクリーンに魅入っている。
お客さんそれぞれが、この映画を観たときの思い出にふけっているよう。
なんだかとても素敵な光景でした。

彼女のMCは、聴いてる僕らをス~ッと曲へといざなう。
この感覚がとても気持ちいいライブでした。

そして、こないだはDE DE MOUSEを観にいく。@新宿ロフト。
初めて見るDE DE MOUSE。
というか、エレクトロニカ系のライブを観ること自体、僕は初めて。
誘われなければ観に行ってない世界。

初めて生で聴いた音は、「でかい!」の一言。
生バンドじゃ出せない、打ち込みサウンドならではの音圧に迫力。

DE DE MOUSEの彼は音を出したり入れたり引っ込めたり。
指先コントロールで、場内の盛り上がりを自在に操る。
そんなサウンドの中に、ヴォイスサンプリングがメロディを歌う。
とても印象的。

面白かったのは、「和」の世界が見え隠れするところ。
ヴォイスサンプリングが、どことなく沖縄みたいな民謡みたいなオリエンタルな雰囲気。

VJがとても効果的。
よくある「繰り返し」なリフレイン映像じゃなく、次々と映りだす映像に、どことなく
ストーリー性を感じる。
「和」な映像。
わらべの影絵や、祭りの提灯の写真、カラフルな紅葉、水の流れなどなど。
VJを見てるだけでも楽しい。
とても面白い世界。
そして、大学時代のサークル仲間とも久々に会えて、楽しい夜でした。

きのう、Elekibassは柏ららぽーとで2回公演。
前回のららぽーとでのライブにも来てくれた家族連れのお客さんが
「ウチの子がCD擦り切れる程聴いちゃって・・」と、もう一枚購入してくれたり、
貫禄あるおじさんがCD買ってくれたりと、とても幅広い層に受け入れられたようで
嬉しい。
昔Elekibassでキーボードを弾いてくれたビッケさんとも超久々に再会。

イベントの主催者であるカルロスさん(日本人)は、イタリアンレストランの
オーナーでもあり、ライブ後にそのレストランでイタリア料理をたらふくご馳走してくれた。

料理をゆっくり楽しめる素敵な雰囲気のレストラン。
出てくる料理はどれも美味しい。
スパゲティ好きな僕は、とても満足。
とても楽しい一日でした。


el corazon


食後にエスプレッソを注文し、ゴルゴンゾーラチーズのパスタが口の中いっぱいに
広がっていたのが静まっていく。
カルロスさんこだわりの砂糖は「Illy」。
コーヒーの温度を下げない砂糖、とのこと。

その袋には、「LA BELLEZZA HA UN GUSTO」という文章が。
英訳すると、「BEAUTY HAS A TASTE」。
(たぶん。裏側にこの英文が書かれてたので。)

「美しさには、味がある。」

「なるほどね~」と、分かったような分かってないような、僕らの会話。

美しさの中にも「コク」が必要。
美味しいものを食べてるときは、楽しい。

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I Voted !!

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Fred Frith "Gravity"
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アメリカ史上初、黒人大統領が誕生。

「厳密に言うと、彼は黒人じゃないのですが・・・。」

とは、あるコメンテーターの談。
「先祖が黒人奴隷じゃなければ、正確には黒人とは言えない。」
とのこと。
白人視点の「黒人の定義」ってものが存在するようだ。
ジョン・マケインは、「強いアメリカを!威信を!」と言って先導するには、
おじいちゃん過ぎた。
「おばあちゃんの知恵袋」は、嫁や孫に語り継ぐもんだ。

こないだの大阪ツアー車内BGM大会でグランプリに輝いた、キーボード三澤さん。
彼自身、「渾身の選曲!」とSaid。
僕は彼にVoted。

そのBGMに選曲されていた、フレッド・フリス。
アルバム「Gravity」2曲目の「SPRING ANY DAY NOW」がとてもいい。
牧歌的で能天気なフレーズが複雑なリズムに絡み合う、絶妙なアレンジ。

三澤さんのBGMCDは僕が貰い、たまにやるDJでも活躍。
かけてる僕は、とてもいい気分。

そして、フレッド・フリスが在籍していたバンド「Henry Cow」と、
Slapp Happyというバンドの共作アルバム「Desperate Straights」。
三澤さんのオススメで、これもいい。
I Voted。

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Slapp Happy-Henry Cow: A Worm Is At Work


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