« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »

虫の便り

09_27_0
KARL BLAU 「NATURE'S GOT AWAY」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日も今日も、外はしとしと雨。
肌寒いが、カーディガンをはおれば調度いいくらいか。

先日見に行ったモールスのライブ。
モールスの年内残りのライブは、僕らの年内ライブと全てかぶってしまっている。
なので、僕にとっては先日のライブが今年の見納め。
もう今年見納めなんて、早過ぎる。
何度も見に行きたくなるバンド、モールス。

発売を楽しみにしていた、カール・ブラウの新作 「NATURE'S GOT AWAY」。
前作の「Beneath Waves」で、すっかり彼のファンになった僕。
去年の来日ライブ、ディレイペダルを使ったライブはとてもカッコよかった。
(※ ギターやコーラスを1つずつ重ねていく手法。)

ちなみに、このときのライブ音源も収録されている。「こういう風に重ねていったのかー」と、味わえる。
「Into the Nada」が超いい。

よれたリズムで妙なノリを出すパーカッション、ギター、曲ごとに変化する
カールの歌、安定感を求めないサウンド。
歌詞カード内のカールの言葉より、

「間違うことが、なにかのきっかけやインスピレーションの根っこになることを
知らせてくれて感謝している」

とのこと。
聴いてると、「これはミスってるのか?」と思わせる部分もあるようだけど、「ミス」とは
思わせなく、「雰囲気」として成り立っている。
しかし、去年のライブを見ると、彼はリズム感も1人コーラスもギターも、
とても上手かった。
結果としてとてもいいバランス感がある、なかなか出会わない稀なアーティスト。
2度目の来日も予定されているようで、今からとても楽しみだ。

09_27_1
09_27_2
Mount Eerie with Julie Doiron & Fred Spuire 「LOST WISDOM」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「マウント・イアリ」こと、元マイクロフォンズのフィル・エルヴラムの新作。
The Instrumentsにも通じるダークで牧歌的な雰囲気、そしてJulie Doiron との
ハーモニーがとても心地いい。
よくある言い回しだけど、「秋の夜長にピッタリ」なアルバム。
雨がしとしと降る昼下がりにもよく合う。
もうこの際、秋晴れの静かな午前中でもオッケー。
これまでのマウント・イアリの作品とは一味ちがう、静かで素敵なアルバム。

Image587

東名高速のインターで見かけた、カマキリ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

別に昆虫が好きなわけではなく、インターで休憩しているときにたまたま「居た」ので。
田舎のインターなので、虫が多い。しかも大きい。
大きな蛾も居た。
「へえ~、よく見ると虫って変わった形してるよね。これって触角なの?」
とか言って、みんなでマジマジと観察。
自然は宮崎駿に勝る、想像力。
蛾の羽は、何だか顔に見えるようなデザインをしている。「ゴン太くん」に少し似ていた。

というわけで、大阪、新宿ライブに来てくれた方、どうもありがとう。
誘ってくれたワッキーさん、ゆーきゃんサンキューありがとう。

話は変わって、徳永憲の「いつか目覚める革命家のように」の一節、
「親指たててGoo!と言おう」という歌詞は、「Goo!」がブレイクする前に書いたと
いうことを最近知った。

ちなみに「オートマチック~」の、「ラブラブマシーン」というフレーズもそうらしい。


| | コメント (0)

★ 秋の日々浦々

09_21_1
09_21_0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

朝目覚めると、外は大雨。
窓を開けっぱなしで寝ていたので、入り込んでくるヒンヤリした風と
雨音で目が覚めた。

二度寝後は、雨は上がっているが空は曇天。肌寒い。
Tシャツの季節はもう終わったようだ。
お気に入りのTシャツは、また来年。

★「モンキーハウスへようこそ」 / カート・ヴォネガット著

初期の短編集といったところか。
じいさんが飲んでいる不老不死の薬を、こっそり水で薄めてしまう話、
詩を詠む才能が全くない冴えない男と、とてもロマンティックな詩を
詠むことができるコンピューターが、1人の詩が好きな女性をめぐり
ライバル関係になる話、などなど。

★「長いお別れ」 / レイモンド・チャンドラー著

私立探偵が主人公の、いわば推理小説。
最近では、村上春樹の新訳で再発行されたことで有名。
まだ読んでいない。これから読もうかな、としているところ。

★「たみおのしあわせ」 / 岩松了監督

時効警察コンビのオダギリジョー&麻生久美子が出演。
知人が美術を手がけてるってこともあり、見に行こう!と思ってたけど、
なかなかタイミングが合わず、結局行けずじまい。
都内の上映は、すでに終了してしまった。
にもかかわらず、いまだに見るのを楽しみにしている。

★「 Carry me pop」/ Elekibass ライブ

9/27 @大阪堺三国ヶ丘FAZZ
Elekibass、久しぶりの大阪でのライブ。
大阪のみなさんお楽しみに。ぜひ見に来てね。

★「Take It eetee 」/ Elekibass ライブ

9/28 @新宿 Rolling Stone
frills (aka r.u.k.o. from THE BEACHES)/エレキベース/ゆーきゃん/and more...
9/27に下北沢で開催される"下北沢ナイトウォーカー"半券/パス持参の方は1000円で
入場可能、とのことです。
この日はアコースティックライブです。
こちらもぜひどうぞ。

★「サカモト誕生祭」/ Eleki坂本の誕生日を祭るイベント

9/30 @下北沢440
Cafelonからシュンスケさん、ヒカルさんがゲスト参加するとのこと。
なんだか、Cafelonと共同で開催していた「ステキナイト」みたいな予感。
Eleki、Cafelon好きな方には超オススメイベント。

★「totos『Roommate』Tour Final」/ totosのレコ発ツアーファイナル

10/4 @渋谷O-nest
レコ初ツアーファイナルに誘ってくれてありがとう、totos。
都内のライブハウスでガツンとやるのは久しぶり。それも含め楽しみだ。
ツアーファイナルが盛り上がるよう頑張ろう。
なので見に来てね。

★Elekibass元ドラマー菅原が岩手から上京(土日のみ)

しかし、結局会わなかった。
毎年恒例、お気に入りCDを交換することをメールで約束したのみ。

★Casper & the Cookies ジェイソン監督のJAPANツアードキュメントが完結

Watashi-Wa Vegetarian: Episode 8

★徳永憲「裸のステラ」

最近は、「だから、存在して」が特にお気に入り。

★ブラジルのバンド、「Los Hermanos」

だいぶ前に、僕らにコンタクトを取って来てくれたバンド。
彼らの1stアルバムを聞かせてもらったが、とてもよかった。

これは、2ndアルバムに収録されている曲。
しかし、こんな人気バンドだったとは!
曲が始まったときの観客の喜びようがすごい。
そして、歌いだしAメロから大合唱。
ああ、ブラジルでもライブしてみたい。

Los Hermanos: O Vencedor Ao Vivo

★ウチの妹が女児を出産

はれておじさんになりました。
すくすく育ちますように。

★だんだんと秋が深まってきています

風邪を引かないよう、体調管理に気をつけて日々頑張っていきましょう。

| | コメント (2)

眠れない夜のセレナーデ Pt 3

小宮山雄飛 with ELEKIBASS  「moonlight under 」

夜中に何かしらやってると、頭が活動的になっているのか目が冴えて、
そのおかげで眠れなくなる。

前回の記事にて、Youtubeで徳永さんのPVを見てたときに偶然見つけた、
この懐かしPV。
小宮山雄飛 with ELEKIBASS 「moonlight under 」。

雄飛さんの曲を僕らが演奏した、いわゆるコラボ作品。
これ、何年前だろ?このPVの存在も忘れかけてたくらい。
渋谷Eggsiteでライブをやってた頃も懐かしい。

けっこう苦労して録音にまで至った記憶のあるこの曲。
無理やりケビン・エアーズのフレーズをねじ込んだ思い出が蘇ってきた。
僕もとても好きなこの曲、せっかくなので蘇らす気持ちも込めて。
しかしこのPVに登場してくる友人とは、長い付き合いになってるなあ。

オブモントリオールがきっかけで出会った雄飛さん&僕達なので、途中で
オブモン達の映像も入ってくる。(という、理由だと推測。)

オブモンをはじめ、アップルズインステレオやTHEY MIGHT BE GIANTSなど、
何かと好きな音楽の共通点が多かったのは驚きだったな。
というわけで、どうぞお楽しみください。

そして、ホフディランの新曲PVがこちら↓
ん?このトランペットを持って踊ってる人は、とても見覚えがある人だけど
気のせいか?今度会ったときにでも尋ねてみよう。

恋人たち / ホフディラン


| | コメント (2)

気安く触るんじゃねぇ

09_10_0_2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

天気予報は、晴れの日を「秋晴れ」とアナウンスするようになった今日この頃。
9月に入り、季節は秋に突入。
そして、待ちに待ってた徳永憲の新作「裸のステラ」がついに発売。

朝から晩まで、一日中こればっかり。
明日の朝も晩も、これを聴くだろう。おそらく、あさってもしあさっても。
もうすっかりヘビーローテーション中。(おとつい買ったばかりだが。)

たとえば1年の内に買ったCD&レコードの中で、「ヘビロテ」となるアルバムには
そう出会えるもんじゃない。

(( 最近は、Talk To Me / NERO河合さん編集盤をよく聴いている。
先日、Talk To Me のベーシストであるハル君の30歳記念3日連続イベントの
最終日を見に行った。彼の友人、彼を慕うミュージシャンが多数集まって、
というか、彼はいろんなバンドでベースを弾いてるので、彼がベースで参加してる
バンドが大結集で大盛り上がり。斉藤州ちゃんもドラムを叩いてた。
思わず笑顔になってしまう、とても楽しいイベントでした。))


僕が徳永憲にハマったのは、「オートマチック・ラブラブマシーン」を聴いてから。
「なんだこの曲は!?(なんだこのタイトルは!?)」って衝撃以来。

それを感じるのは僕だけかもしれないが、他に共感する人がいるかもしれないが、
彼の音楽を聴き始めると、なんだか「中毒」に陥る。

「中毒」と言うと聞こえが悪いが、まあ簡単に言えば、ヘビロテってことか。
何回も繰り返し聴きたくなる気持ち。欲求。
でも僕の中では、それは「中毒」に近い感覚。ニュアンス。

洋楽で音楽にハマった、ってのは理由になるか分からんが、その影響か、
今でも邦楽を聴くことは少ない。
「これ!好き!ツボハマリだ!」っていう邦楽には滅多に出会わない。
徳永憲は僕がハマった数少ない日本人のひとり。(って言い方も変だね。)


アルバムタイトル曲である「裸のステラ」の一節。
初めてライブでこの曲を聴いたとき、「気安く触るんじゃねぇ」という一節に
おもわずドキッ!とさせられた。
ああ、またライブを見に行きたい。


「ウサイン・ボルトはなぜあんなに速く走れるのか」について。

彼の好きな音楽は、レゲエ。
彼はおそらくレゲエ中毒。
もし彼がレゲエを聴いてなかったら、あんなに速く走れないかもしれない。
あんなに速く走れる肉体的な秘密は、科学的分析に任すとする。
その内NHK辺りでやんないかな。アサファ・パウエルは分析されてたね。

衝撃的!なアスリートは何十年に一人は現れる。
僕の中ではカール・ルイス、マイケル・ジョンソン以来。


もし僕がウサインちの近所に住んでたら、彼を部屋に招き入れ、
お茶と軽いスナックを用意し、「いよいよ明日だね」なんて話をしながら
徳永憲を紹介してみる。

彼は翌日、大事なレースを控えている。
僕は「裸のステラ」をプレーヤーにのせ、再生ボタンを押す。

僕はウサインに「友達以上、恋人未満」について説き、2曲目「恋の未完成」を
プレイする。
4曲目「裸のステラ」では、「He sings,"Don't Touch・・・"」と無理やり伝え、
11曲目の「いつか目覚める革命家のように」では、ウサインに親指立てて「Goo!」と
言おう。
そして最後に「インマイライフ!(あのねの歌)」で、「明日のレース、頑張れよ!」と
彼を送り出す。

アスリートには、気分を高揚させる音楽が必要。
僕のメンタル的コーチングは、彼の走りに一役買うかどうか。
可能性は無きにしもあらず。

つーか別に、ウサイン・ボルトに聴かせなくてもいいんだけど。
聴いてたら面白いんだけど。
僕の友人に聴かせてみよう。
そいつが100Mで世界記録を出す可能性は100%ないが。


インマイライフ!(あのねの歌)/徳永憲


| | コメント (2)

« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »