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眠れない夜のジャンゴロジー

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村上春樹氏は、大のジャズ好き。
それがこの本でうかがえる。
彼が好きなジャズミュージシャンについてエッセイを書き、イラストレーターの
和田誠氏がイラストを描いた本。

僕はジャズは聴かないし、知識も全くない。
この本を買ったのも、ライブ本番までの暇潰し、って理由と、
村上春樹が書くジャズミュージシャンってどんなんだろう?と興味があったから。

読んだ結果、聴いてみたいな、興味あるな、と思わせるものが何枚もあった。
約50人のジャズミュージシャンの中で、僕がCDを持ってるのはジャンゴ・ラインハルトの
「ジャンゴロジー」だけだった。
共通しているのが一枚あっただけでも、なんだか嬉しい気分。

僕が好きな映画トップ5に入る「トニー滝谷」の原作が村上春樹だってことを
最近知った。そう言われると、納得。
ぜひ原作を読んでみたい。

ジャズとウイスキーをこよなく愛す村上春樹。
僕は酒もあまり飲めないので、こんな趣味を持つ男を羨ましく思う。
雨がしとしと降る深夜、バーでジャズを聴きながらウイスキーを「もう一杯」と
おかわりする。
僕はというと、雰囲気作りのためにジャズがBGMで流れているカフェで、コーヒーを
飲みながら彼の本を読む程度。
もしくは喫茶マサコで、コーヒーをおかわりするくらい。
ジャズとウイスキーを愛する男には、なれないっぽい。

さて、次回Elekibassは6/30(月)に下北沢440にて。
アナログフィッシュの健太郎君と初めての共演。
彼の弾き語りを見るのは初めてだな。楽しみだ。

そして7/6(日)は北沢音楽祭に出演。下北沢タウンホールにて。
ハッチハッチェルやブラックボトムブラスバンドと共演。こちらも楽しみだ。
この日は無料ライブなので、みなさんお気軽にどうぞ。

梅雨の眠れない夜、ジャズを聴きながらウイスキーが入ったグラスを片手に
ペンを走らす。
今僕はジャンゴロジーを聴きながらこれを書いてるが、飲んでるのは温かいココア。
道のりは遠い。


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ツアー後記/オートメーションカー

大阪、名古屋ライブに来てくれた方、どうもありがとう。

大阪では、一番手クリームチーズオブサンでしょっぱなから盛り上がり。
一番手にもかかわらず、彼らにはアンコールが起きる。

二番手のアーガイルは、これでもか!ってぐらいにゴリゴリに盛り上げる。
お客さんたちもいい感じで盛り上がってて、&とても楽しんでるように見えた。
僕ら含めて3バンドのイベントだったけど、とても内容が「濃い」日。
この日の「THE WHOだったで賞」は、僕はクリチーに一票。

「タジ・マハールだったで賞」は、ソウルフルで超ゴリゴリなステージを見せた
アーガイルに。
そして該当者が難しい「ストーンズだったかな?賞」は、熱い会場をソフトロックBGMで
クールダウンさせたクリチーの仲井くんに贈呈しとこう。

名古屋は5バンドが出演。
「KARESI」の彼は、リハの時から王冠をかぶってた。
THE NEWHOUSEも含め、今後に期待!なバンドでした。
「ジェスロ・タルだったで賞」はこの両バンドに。

「THE WHOだったで賞」は、該当者なし。
しかし、三重県出身の「モノポリーズ」はナイスバンド。
バンジョー、チューバ、トランペット、木琴を使ったアレンジがイカしてる。
アコースティックギターで歌謡スカ。

チューバの岬ちゃんには、この日初披露したElekibassの新曲に参加してもらった。
チューバのベースラインが特徴的な新曲なので、彼女には適役。
サックス、トロンボーン、チューバが並んだステージ上は、見栄えが良かったのでは?

つーわけで、「Rock and Roll Circus」本編を楽しみたい方、興味を持った方は、
VHS、DVDで発売されてるから見てみてね。


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「プレイヤー・ピアノ」/カート・ヴォネガット著

すべての生産手段が完璧に自動化され、
すべての人間の運命がパンチカードによって
決定される世界。ピアニストの指を拒絶し、
あくことなく自動演奏を続けるプレイヤー・ピアノの世界を描く本著は・・・


背表紙より抜粋。現代のラッダイト運動的物語。

今回使ったレンタカーは、サイドドアが自動で閉まる仕組み。

自動で閉まるよう設計されてるのに、それに気付かない僕らは無理やり手動で
閉めようとする。結果、ドアを制御している機械の中枢は混乱を起こし、
「ピーピーピー!半ドアです、ピーピーピー!」と、警鐘を鳴らす。

シートベルトを締めていないと、「ピーピーピー!」と鳴る。
ナビに行き先を登録するには、意外に時間がかかる。
ナビ兼CDプレイヤーに入れたCDが取り出せなくなる事件も。
「東京に着くまですっとこれ聞かなきゃね・・・」と覚悟をせまられる。
ベース高宮くんは、CDプレイヤーに拳でラッダイト運動を起こす。
僕らが「便利」に置いていかれない様に、頑張らなきゃいけない時代。

しかし、自動車はとても便利。


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Rock and Roll Circus in Osaka & Nagoya

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NAGOYA
バージョン。
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あの「Rock and Roll Circus」を、6/14(土)は大阪で、6/15(日)は名古屋で開催!

ストーンズやフーは出ません。ジェスロ・タルもマリアンヌ・フェイスフルも出ません。
タジ・マハールも不参加。

もちろん、ジョン・レノンがゲストで登場!なんてことも、ありません。
オノ・ヨーコも連れてきません。
エリック・クラプトンやミッチ・ミッチェルが参加したり、キース・リチャーズが
ベースを弾いたりなんかするスペシャルバンドの予定もありません。

象を連れ込んで芸をさせたいと思ったが、ライブハウスの入り口が狭いので断念。
天上からブランコを吊り下げる案は、危険ということで却下。
「来月までにライブハウスをサーカス小屋に改装してくれ」って話は聞き入れて
貰えませんでした。

さて、出演は、

6/14(土)大阪は、Elekibass、クリームチーズオブサン、アーガイル。
6/15(日)名古屋は、Elekibass、and More !

まあとにかく、1バンド目からトリのバンドまで、最初から最後まで楽しめれば
「Rock and Roll Circus」です。

会場が変な雰囲気に包まれて熱狂の渦ができれば、「Rock and Roll Circus」です。
来場予定の方、例えばこの日はとっておきの一張羅を着てくるとか、もしくは仮装とか
いいんじゃないでしょうか。
可能な人は電車じゃなくて、かぼちゃの馬車に乗ってくるとか。
ライブハウスって、ペット同伴はダメなんだっけ?
この日は竜でもオッケーです。
ドリンク持込みはダメですが、マント持込みはオッケーです。

まあとりあえず、いつもの日常とは異なる心持ちで、一緒に楽しみましょう。
そんじゃ大阪、名古屋で会いましょう・

詳細はこちら


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染みったれた一日

誰かの体験談やテレビの中で、よく聞いたり見たりしたことがある光景。

例えばそれが起こるのは喫茶店。
アイスコーヒーをトレイに乗せ、席を探して歩いていると床の突起物に
つまずいて転び、コーヒーをぶちまけてしまう。
さらに、近くにいた人の服にコーヒーがかかってしまう、という光景。

この場合、加害者はとにかく謝るしかない。
クリーニング代として、被害者にいくらか渡すだろう。
しかし被害者の着ていた服は、超お気に入りでとっておきの純白のドレス。
有名デザイナー作。カードで購入&完済は1年後の予定。
そんな高級純白ドレスが、コーヒーの茶色の染みで台無しに。
どうしてくれんの?これじゃあ今夜のパーティに行けないわ。

とにかく謝るしかない加害者。
すると横から、黒いスーツ、はだけた胸から見える刺青。
「いかにも」な雰囲気の男が威勢よく登場する。
「おいおい、なんてことしてくれんだ!」
平和的示談じゃ済まないだろう展開。「最悪の事態を覚悟しろ」的な空気。
さあどうする加害者?


先日、僕はサポートギターで参加するアパートメントのライブのため、吉祥寺へ。
リハーサルを終え、本番までの微妙な時間を潰すため、僕らは近くのコーヒー屋へ。

店内は満員。
僕らはコーヒーを乗せたトレイを手に、空いてる席はないかと店内を見回す。
奥の方に二人用の席を2つ見つけ、僕ら4人は二手に分かれて座ることにした。
僕らはテーブルを囲み談笑する。そしてアパートメントの新曲を聴きながら、
コーヒーを楽しんでいた。

すると、突然後ろから「ああっ!」という声と、 「ガシャーン!」という物音が。
それと同時に、僕の足元にアイスコーヒーがぶちまけられたのが目に入った。

「ああっ!すみません、すみません!」という声がする。
僕は後ろを振り返ると、トレイを持ったおっさんが慌てふためいている。

おっさん:「すみません!申し訳ない!」

僕は、まさか?もしや?と思う。
えっ、オレ?もしかしてオレの服にコーヒーかかってんの?
僕は着ていたカーディガンを脱いで確かめる。
案の定、僕の白いカーディガンには、コーヒーの茶色の染みが世界地図のように
無残に広がっている・・・。

おっさん:「洗います! すみません、洗ってきます!」

と言い残し、おっさんはどこかに消える。

やってくれたなおっさん・・・。白のカーディガンなんだけど大丈夫かな。
「洗う」 とか言ってたけど。
そんな不安を抱えつつ、僕らはアパートメントの新曲に話を戻した。

数分後、おっさんが戻って来た。

「すみません、すみません・・。洗ってきました。ほんと申し訳ない・・。」

僕は恐る恐る、カーディガンを広げてみた。
なんと、あの無残な茶色い染みは全く残っていない。
しかも洗濯が終わったばかりのような白さ。

おっさん、一体どんな洗い方したんだ?
ぶっちゃけ半ば諦めていた僕は、予想外の仕上がりに驚いた。
そして僕は被害者なんだけど、コーヒーの染みを洗い落としたおっさんに
少し感心してしまった。

おっさんは「すみません・・」とさらに謝り、財布から「クリーニング代です」と
言いテーブルに置いた。
そして彼が見つけた席へと消えていった。


僕は威勢を張るタイプの人間ではないし、おっさんにも悪気はないので、
「別にいいですよ。染みも落ちてるし。」
みたいな感じでその場は解決。
僕らはライブハウスに戻り本番を迎え、先月のレコ発よりいいライブが出来て
いい気分でこの日を終えた。

幸いにも、僕の白のカーディガンに茶色い染みは残らなかったので
僕は運が良かったのか。
それとも、コーヒーをかけてしまった相手が僕だったので、おっさんも
運が良かったのか。

でも僕はこの白のカーディガンを着るたびにこの事件とあのおっさんを
思い出すかもしれないし、あのおっさんにも何かしら小さな「傷」みたいな
染みが心に残ったかもしれない。

まあとにかく、命拾いしたな。おっさん。

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鞄に歌詞集

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僕は生まれてこのかた、「詩集」というものを読んだことがない。
ましてや歌詞集なんて。いわずもがな。

「歌詞集」は、CDの歌詞カードをピラピラ、とはまるで趣きが違う。
まるで「詩集」を読んでいるかのよう。


 気象衛星  いいからもどってこい

 開いたパネル閉じて  今すぐもどってこい 


「気象衛星」で、宇宙を彷徨う気象衛星に思いを馳せてみたり、


 思春期に感受性ならマグロになったから

 情が移れば簡単にやさしくなれんだね

 たいして違わないかわりに

 たいして報われはしないよ


「backgroundmusiceasylistening」で、十何年前の思春期だった頃を
思い返してみたり、「感受性がマグロとは?」について
真剣に考えてしまったり・・。


 僕の腕の先のギザギザと

 君の腕の先のギザギザを合わせよう


「分水嶺」で、自分の腕の先をマジマジと眺めてみたりする。
「分水嶺」という言葉を辞書で調べてみたりした。
初めて知った言葉だった。

小説もそうだけど、「文章」で思いを馳せることが出来るのは、
とても興味深く、面白い。
つーわけで、この「歌詞集」はとても面白い。
気が向いたときにピラピラと読む、最近の愛読書。

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