« 上空での夢と、地上での現実 | トップページ | 2 weeks... »

非現実の王国で

05_11_0_3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ヘンリー・ダーガー(1892-1973)
親類も友人もなく、雑役夫として働いた病院と教会のミサを行き来するだけの貧しい
生活を送った孤高のアウトサイダー・アーティスト。
身寄りも無いまま1973年にシカゴでひっそりと息を引き取った後、40年間を孤高に
暮らしたアパートの部屋から「非現実の王国で」と題した15.000ページを超える小説の
原稿と、数百枚の挿絵が発見された。
孤高の中に立てこもり、妄想を綴り、生涯をかけて描いた作品は、死後、急速に
評価を得て・・・

パンフレットよりざっくり抜粋。
「ヘンリー・ダーガーの謎 非現実の王国で」という彼のドキュメンタリー映画。
劇中には彼の絵を使ったアニメーションが挿入され、「彼のミステリアスな生涯と
作品世界に迫る異色のドキュメンタリー!」と、まさにそんなかんじ。

ドキュメンタリーなのに、ノンフィクションなはずなのに、
僕は内容を理解するのに苦しんだ。
なんだか訳が分からないうちに本編終了。
彼の生涯があまりにミステリアスなためか、挿入されるアニメーションが
ミステリアスに拍車をかけるのか。
現在渋谷ライズXにて公開中。

アパートの大家、彼を知るわずかな隣人の証言を元にする。
「見た目は浮浪者みたいだった」「1年中同じコートを着てたわね」
「ウチのペットを可愛がっていた」「う~ん、あんまりハッキリとした印象は・・・」
でも彼の死後、彼の部屋に入ってみたら、それはもう「ええっ!」とビックリ。
隣人が抱いていた彼の印象とは天と地ほど異なる、妄想で綴られた非現実な王国で
部屋はいっぱい。

ヘンリー・ダーガーはやたら「妄想」という言葉で表現される。
「妄想」と「想像」はどう違うのか?
「想像」もしくは「空想」という言葉では、彼を表現するには足らないのか。
僕は早速ググッてみる。

「想像」…実際には経験していない事柄などを推し量ること

「空想」…現実にはあり得ないような事柄を想像すること。

「妄想」…

1 根拠もなくあれこれと想像すること。また、その想像。

2 とらわれの心によって、真実でないものを真実であると誤って考えること。
 また、その誤った考え。妄念。邪念。

3 根拠のないありえない内容であるにもかかわらず確信をもち、事実や論理によって
 訂正することができない主観的な信念。

だそうだ。
なんだか、妄想する人は報われないっぽい。
「想像」と「妄想」の境界線を誤ると、危ないっぽい。
「アウトサイダー」と刻印されるゆえん。
ヘンリー・ダーガーの世界は、妄想を元に創造された非現実な世界、っぽい。

まあ、このドキュメンタリーは「妄想」とか「想像」だとかを問う映画じゃなく、
彼の描いた世界を楽しめる映画だよ。

ライブでも芝居でも、舞台上の人は想像を元に演じてるのか、妄想が元か。
小説も映画も然り。
観た人、聞いた人読んだ人は舞台上の世界を存分に楽しみ、ウチに帰って
ベッドの中でその世界をさらに妄想か想像するかもしれない。

ビョークみたいに「まるで妖精!」とイメージさせる人が、ライブ中のMCで
「きのう夕食にこんなものを食べてね、それから友達とこんな話をしてね、椅子から
転げ落ちそうなほど笑ったわ。笑い転げるってこういうことなのね」
みたいなMCされたら、僕らがビョークに対して抱いている想像or妄想は崩れそう。

昔読んだある漫画で、
「キース・リチャーズがライブハウスでチラシ撒きなんかするか!?」
って話もそう。
想像or妄想することで、とある世界は無限の世界に勝手に広がっていくみたい。

話は変わり、最近の僕の現実世界は・・。

新たにニューお面を発注し、仕上がりにワクワク中。
(※注 Elekibassは長年愛用してきた登場用お面をリニューアルしました)

コンパナしか注文しなかったカフェで「カプチーノ1つ」と注文したら、店員の人に
分かりやすく「ええっ!」っていう顔をされた。
「私の記憶では・・・、初めてですよね?」
その通りなんだけど、彼の「いつもあの人はコンパナを注文する」というイメージを
覆してしまったようで悪いな、とかほんの少し思いつつ、美味しいカプチーノを頂く。

約2年ぶりの復活ライブ、DOMINO88のライブを見に行く。
大学のサークル時代から知っているバンドなので、楽しみにして見に行く。
ライブはすげー大盛り上がり。
DOMINO88Tシャツを着た、タオルを首に巻いた、復活を待ちわびてたファンで
会場は満員。おなじみの登場SEで、会場は一気にヒートアップ。

フロアはみんな踊り飛び跳ね、一緒に歌い、勝手に輪が出来たり、
すごかったな。ライブ終了後は、「待ってるからなー!」の声もたくさん聞こえる。
この光景に、なんだか僕はDOMINO88にもそのファンにも、変な言い方「感心」する。
さらに変な言い方、「日本人ってこんなに盛り上がるんだな」なんて思ってしまう。
普段そういうライブにあまり行かないってのもあるが、この光景も含め、
楽しいライブでした。

つーわけで、ヘンリー・ダーガーはアパートでこっそりと人知れず、途方ない非現実な
世界を描いていたとき、彼は一体何を思いながら想像or妄想を?
なんてことを想像or妄想すると、より楽しめる映画かも。
興味がある方はどうぞ・

ヘンリー・ダーガーがブログなんて更新するか?!

05_11_1_3

|

« 上空での夢と、地上での現実 | トップページ | 2 weeks... »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 上空での夢と、地上での現実 | トップページ | 2 weeks... »