前日のセレナーデ後記
2日目の渋谷Duoは、超満員。(2Days行っちゃいました。)
初日にモデストグルーブを汗かいて堪能した僕は、2日目は客席後ろから
モデストサウンドの全貌を楽しむ。
この日は、モデスト初来日から一緒に見てるもう1人の猛者が三重県から上京。
初日の石川県の猛者と合流し、3人でライブ参戦。
ライブ後、その2人の猛者はやはり汗だくになってた。
その後は焼肉屋でライブ感想会、酒はあまり飲めないくせに軽く飲みに行って、
ウチでモデストの1stアルバムを聞いたりなんかしたり、などなど。
初日の僕は、ステージ上手のボーカル/アイザック側にいたので、ステージ下手の
ジョニー・マーのコーラスやギターは全然聞こえなかった。
音源ではギターの掛け合いがとてもカッコいいだけに、ライブではどうやるんだろ?
っていうのがすごく気になってたので、2日目はジョニー・マー側の下手に陣取る。
(今思うと、フロア中央に行けばバランスよく聞こえたんじゃないか)
ステージ下手側は、ジョニー・マーのギターの音量はデカかった。
ちょっと音量バランス悪いんじゃないか?って思う瞬間もあるくらい。
(やはり、フロア中央がいちばんいい。)
しかしまあ、いろんな音色を出してたな。
エフェクターが横に長く並んでて、軽くステップしないと踏めない位置に
エフェクターがあったり。
「いちばん左のエフェクター踏んだら、横にツーステップして右から2番目のエフェクターを踏む!」
みたいなかんじ。
テンポが速い曲でも、細かい小技を2小節目、4小節目に必ず入れてくる。
しかもその小技、かなり「バカ」なフレーズ。(いい意味でね)
なんでこんなバカみたいなフレーズを、毎回ちゃんとしっかり弾くんだろう?
でも、あの「バカ」な部分がないと、魅力は半減どころじゃない。
言葉じゃうまく説明できない所が悔しいが、あの瞬間がすげーカッコよかったな。
アイザックも、難しいギターフレーズを弾きながら歌ったりしてた。
「なんでそこはジョニーが弾かないんだ?」
って思ったが、難しいフレーズをしっかり弾きながら必死に歌う姿が面白い。
ベースのエリックが、アコーディオンを「フワ~ン」と1回だけ鳴らす変なイントロ。
「キュワイン、キュワイン!」と、脱力してしまうような、妙なお馴染みのピッキング。
ちなみに、トランペットの人はスチールギターも弾いてた。
コーラスも残念ながらあまり聞こえず。
彼、すげー叫んでたんだけどね。
ドラム2人、ベース2人、ギターも2人いるから、あの特徴的なフレーズをユニゾンで
弾いたときはガツン!と迫力が増す。一気に全体のサウンドが太くなる。
「なにも2人でやんなくてもいいのに!」って思うが、極端なことをやる振り切れ具合
というか、普通の人だったらやんないだろうな、ってことをやるのがモデストマウス。
「バカ」みたいなことだけど、それがとてもカッコいい。
そこら辺が彼らの骨頂。
そういう意味で、日本にはいない、何だかスケールが大きいバンドだな、って
後ろから見てて思った。
2日目もアイザックの喉の調子は良くない様子で、曲のポイントになるコーラスの
音量もとても小さかったが、まあそんな事は、ライブはもう終わったから別にいっか。
しかし、こんな変なバンドが全米1位を取るなんて、面白いね。
そこに至るまでや、売れた理由はいろいろあるんだろうけど、
まず第一に、彼らはとてもイカしてる。
ザッツイット。
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コメント
9年前もそうだった。
7年前もそうだった。
今回もそうなっている。
モデストマウスのライブは尾を引く。
投稿: ラブホテル進化論者 | 2008/04/17 20:22
はや1週間…
あれから、モデストマウスしか聴いてない。
ずっと浸ってる。
投稿: ミサイル | 2008/04/17 21:34
次回の豚トロは、二人前におさえとこう。
投稿: kameda | 2008/04/18 02:32