イースの都からハープの調べ

Joanna Newsom
「Ys」。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先日、靴下を2足買った。
その店内で流れていたのが、これ。
靴下を選びながら聞いてたときは、戦前の舞台歌手か何かの、古いレコードかと
思った。
「これ、誰ですか?」
と店員の人に聞いてみると、彼女はiTunesを操り、「ジョアンナ・ニューサムって人です。」
「ふ~ん、昔の人なんですか?」
「さあ・・・。でも有名な人ですよ」
って僕との会話。彼女はアーティスト名とアルバム名をメモに書いてくれた。
その何日かあと、CD屋さんでこのアルバムを探してみる。
「舞台歌手、もしくはジャズシンガー」と勝手に思い込んでいた僕は、貰ったメモを頼りに
とりあえずジャズコーナーを探すが、置いてない。
ダメもとで、下の階のロック/ポップスコーナーへ。
そこで、「Joanna・・・」コーナーを見つけた。
しかしそのタブには、「Joanna作品は「New Age」コーナーに置いてます!」と
書かれていたので、僕は再びエスカレーターで上の階へ。
「New Age」コーナーって何?
って思いながら、CDの陳列を見ると、ポストロックや現代音楽、モンドものなど。
アニマルコレクティブや、ジム・オルークなどなど。パスカル・コムラードも置いてある。
こんなコーナーがあるなんて知らなかった。
そして僕が探していたJoannaも、このコーナーに面出しで置いてあった。
「戦前の人」と思っていた彼女の最新作は、2006年シカゴのレーベル「Drag City」からのリリース。
「えっ、ドラッグシティから出してた人なの?!」と僕はビックリ。
プロデュースとアレンジはヴァン・ダイク・パークス、ハープと歌の録音はスティーブ・アルビニ、(彼女はハープ弾き語りシンガー。) そしてミックスはジム・オルーク。
彼女はファーストアルバムで脚光を浴び、セカンドアルバムではこのラインナップ。
つーわけで、みんな戦後生まれのアーティストでした・
彼女が弾くハープに加え、バレリーナの踊りにでも合いそうなオーケストラアレンジ。
5曲で55分。歌詞は不思議な物語調。なんだか、物語に曲を付けたみたいな、アルバム。
僕が靴下を買ったお店は、店内に陳列されてた商品も内装も、店員の女の子の服装も
ふくめ、少しアンティークチックな雰囲気。
そして店内のスピーカーにはかすかにノイズがのっていて、まるで蓄音機で流しているようなサウンド。
そんなナイス雰囲気に流されて買った靴下と、ジョアンナ・ニューサム。
もうちょっと書こう。
このお店を出たあと、喉が渇いた僕は、近くのスタバへ。
スタバカードを貰って以来、最近たまに行くようになった。
コンパナを注文する。すると店員の人が、
「コンパナお好きですか?オススメのトッピングがあるのですが、よかったらいかがですか?」
とのことで、そのおすすめコンパナを1杯サービスして貰う。
うん、なかなか美味しい。
僕は、「これ、注文するときなんて頼めばいいんですか?」
と聞くと、
「コンパナシングルに、キャラメルソース。そしてバニラシロップをワンポンプ!
この「ワンポンプ」がポイントですが、量はお好みで!」
と丁寧に教えてくれた。が、注文するときにここまで言うのは、ちょい面倒かも。
プロデューサーは誰々、ミックスはかれこれでアレンジは云々・・・的。
「いつもの、あの雰囲気を。」
って、言ってみたい。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント