« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »

ドレスデンからの電話

01_18_0

WHY? のニューシングル。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ドイツはドレスデン、今日はどんより曇天模様。
ビルの谷間に続く細い路地を歩き、所々に残る空爆の跡に目をやる。

街角の公衆電話に入り、壁に貼り付けてある広告を適当に選び、
何となしにダイヤルを回してみる。
電話に出た相手は、ニール・ヤングとスティービー・ワンダーを足したような、
鼻にかかった声。

「はい、ローズウォーター財団です。なにかお力になれることは?」

おや、どうやらどこかの慈善事業団体につながったようだ。

「やあどうも。こちらはドレスデンの電話ボックスです。空はあいにくの曇り空ですが、
街も人もようやく元気を取り戻し、皆の心は晴れやかなようですよ。」

「あなた、どちらさん?XTCが好きなドレスデンの市長ですか?」

「いえ、ただの通りすがりです。」

「そうでしたか、それはさぞ、楽しい時間を過ごされてるんでしょう。
ところで、なにかあなたのお力になれることは?」

「最近よく明太子スパを作るのですが、毎回どうも、明太子だけが余るんです。スパとの分量バランスに失敗するんです。それが腑に落ちません。あとついでに、横審とか
何とか防止委員会って団体も腑に落ちません。」

「はあ・・・。一体なぜ?」

「余った明太子がもったいないと思いませんか?また、彼らは一体何を望んでいるのですか?」

「それじゃあ、最初から明太子ソースは少なめに作ればいいのでは?そして、老人が
ものを言う世界は古代ローマから続く歴史なのです。そういうものなんです。
So it Goes。」

「ああ、なるほど。そんじゃ次回は明太子の量を半分にします。召されるのを
願います。」

「よろしくお願いします。」

「あともう一点、いいでしょうか。」

「あなたのお力になります。」

「人生が生きることなら、人はなぜ、生きるのですか?」

「まるで落ちた薔薇のように、はかない悩みですね。遠くに行きなさい。オクラホマに
行きなさい。そしてヨ・ラ・テンゴにオクラホマUSAでも歌ってもらいなさい。もしくは、
田名網敬一がデザインしたTシャツでも着なさい。そしたら幾分、気分も晴れるでしょう。」

「そうですね、そうします。そろそろドレスデンを発つことにします。コインも底をつきそうだ。」

「いい旅を。あなたに神のお恵みを。」

「あっ、最後にもうひとつ、なぜ、僕はレコードを買ってしまうのでしょう?」

「それは、そういうものです。So it ・・・」

ガシャン!ツー、ツー、ツーーー・・・。

コイン切れ。
電話ボックスを出た僕は、オクラホマへと旅立つため、とりあえず駅の方向を
通りすがりの老人に尋ねることにした。

01_18_1_2


| | コメント (0)

2008 Modern Lives !

01_07_0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

僕のロック友達、ミサイルから貰ったニック・ロウのライブ音源がすげー
カッコよかったので、それに触発されてライブアルバムが欲しくなり、
今年の初めに買ったのは、ライブといえばこのバンド、去年の最後に引き続き、
NRBQ。

1970年、「ラドロー・ガレージ」で演奏されたライブ盤。
しかも、NRBQのオリジナルメンバーでのライブ。
11分のフリージャズあり、ロックンロールあり、R&Bあり。
まさに「ニュー・リズム&ブルース・クインテット」 (←これを略して「NRBQ」ね)

でも、こんなこと言っちゃ悪いけど、やっぱギターはアル・アンダーソンで、
ドラムはトム・アルドリーノの方がいいなあ。
この2人の存在は、NRBQにとってとても大きかったんだな、なんてことを改めて
思ってしまう。

そして、ライブ盤と言えばやっぱこれ、ジョナサン・リッチマンの
「Modern Lovers Live」!

レコードで持ってるんだけど、CDで聞きたくなったので、上記のNRBQと併せて購入。
「日本盤はボーナストラック付き!」って宣伝文句も決め手。
ちなみにそのボーナストラックは、音楽史に残るカウント「1,2,3,4,5,6!」で始まる
「ロードランナー」。

「アイスクリームマン」の「ワンモアタイム!」は、何回聞いても聞き飽きない。
思わずオレも、ワンモアタイム!って言いたくなる。
(ちなみに対訳には、親切にも「ワンモアタイム」の日本語訳付き。)

こんな楽しいワンモアタイムを出来るのは、オレの知ってる限りジョナサンだけ。
(つーか、他にやってる人は見たことないが)

年越しの瞬間をライブハウスで迎える気が全く起こらなかったので、外に出て
ウロウロしている内に迎えた新年。

年始めは、ライブ盤を聞いてウキウキ過ごす。
いつ見ても、毎回ワクワク&ドキドキさせるライブができるようになることが今年の抱負。
それにはやっぱり、1曲目の1小節目の1音目で「グッ!」とこさせないとね。

つーわけで、今年もよろしく。

01_07_1


| | コメント (2)

« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »