« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »

Now,Elekibass is Here !

America_002
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America_003_2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America_004
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America_005
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America_006
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America_007
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America_008
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America_009
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America_010
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America_011
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America_012
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America_013
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America_014
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America_015
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America_016
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
America_017

| | コメント (0)

カール・ブラウと僕との会話

Built_to_spill_005_1
Built_to_spill_004_1
Built_to_spill_006_1
渋谷 o-nest にて。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アメリカはKレーベルのアーティスト、カール・ブラウのライブを見終わったあと。

僕: 「HI , Are you Karl ? Your show ・・・、ah・・・,wonderful !!」

英語を話すのが久しぶりだったせいか、なかなか言葉が出てこない。

カール: 「Oh~、Thank you !」

しどろもどろな僕に、やさしく答えてくれるカール。
僕らは物販席で話している。そこにはカールのCD、Tシャツが売られている。
ナイスTシャツ。特に色合いと(いいかんじの緑色)、素材、首まわりの作りがいい。
実は、リハのときからこのTシャツをすでにチェック済み。ライブが終わったら買おうと決めていた。
僕はそのTシャツを手に取り、

僕: 「Is this your T-shirts ?」 (知ってるくせに)

カール: 「Yes.」

僕: 「nice T-shirts ! I like it. This T-shirts・・・・・、too small for me. only this size ?」

そう、とても小さいサイズだった。レディースのSサイズくらいだろうか。
普段僕はレディースサイズの服ばかり着てるが、さすがにこれは着れなさそう。

カール: 「Yes・・only this size. Unfortunately・・・・・」

僕: 「Do you have another T-shirts ? big size ?」

カール:「!」 (満面の笑顔)

ダンボールから、特大サイズのTシャツを出してくれた。
それはちょっとでかずぎる。メンズのLサイズくらいあるだろう。

僕: 「・・・・・・・。」 (そのデカTシャツを合わせてみる)

カール: 「・・・・・・。」(苦笑)

お互い暗黙の了解で 「無理」 だと悟る。僕は諦める。

カール: 「Oh, Do you have this CD ?」

カールは自分のCD「BENEATH WAVES」を指差す。

僕: 「Yes ! I listen this CD many many times !」

カール: 「Ohh ~、thank you. How about this one ?」

Moools_011_1

カールはそういうと、このCDを指差した。
「KELP」っていうレーベルのコンピ。カールも参加。このジャケは、彼が手がけた手作りジャケ。
紙ジャケットで、刺しゅう裁縫で縁どりされている。

僕: 「Your song ・・・・・ in this CD ? 」

カール: 「Yes !]

僕: 「O.K, I 'll take this one !」

といったかんじでそのコンピを買った。これとは別に、カールは月に一枚のペースで手作りCDを作っているそう。
「KELP」にメールオーダーして購入可能、との事。

その後、打ち上げにて。

僕: 「Tonight, Your show was amazing ! I was surprised .」

カール: 「Thank you 」 (コイツまた来たな、というかんじ)

僕: 「Do you make your cloth yourself ?」

カール: 「Yes. 例えば、これとか、これとか・・・・」

彼は自分が着ているジャケットや、リストバンドを見せてくれる。
自分で作ったり、彼の奥さんがどうこうで・・・と言っていた。
ちなみに、小さすぎたTシャツのデザインは、彼の娘が書いた絵だそう。

僕: 「Oh~、いいねそのジャケット!by the way, I play music.This is our band album.」

僕はエレキベースの「ミスティックブラザーマジックシスター」を彼にプレゼントする。

カール: 「OH~!、Wow ! nice lovely jacket ! Who drew this ? I like it !!」

彼はバリッと勢いよくCDを開け、中身をギラギラ凝視する。「Oh~・・・」とか言いながら。

僕: 「I think so. Please listen !」

カール: 「Yes, of course ! ah~、you are・・・・」

と言いながら、メンバークレジットで僕の名前を確認しようとする。

僕: 「I play guitar. My name is Junpei Kameda・・・・・」

カール: 「Oh,I found you..Junpei ・・・!」

僕: 「Yes, call me JP !」

カール: 「JP!」

僕: 「Next week, We are going to go to US. US tour. First day, Texas.」

カール: 「Oh,nice ! Do you go to S×SW ?」

僕: 「No・・・。We can't. We wanna go to・・・・」

僕らはサウスバイサウスウェストというフェスに出るつもりだったが、都合により出れなくなった。
そう説明すると、カールは「ドンマイ!」と慰めの言葉をくれた。

僕: 「so,tonight・・・・、ah・・・、very wonderful !!」

カール: 「・・・・・。Thank you. JP!」

「ベリーワンダフル」って言い方は何かおかしいんじゃねえか?って思ったが、案の定、彼も「?」マークの顔だった。カールと話せたのはとても嬉しかったが、何だか上手い具合には話せなかった。しどろもどろ。元々無い英語力がさらに落ちている気がしたが、まあいっか。慣れるよう頑張ろう。
さて、この日のカール・ブラウのライブはso cool !主にギター1本での弾き語りスタイルだが、何曲かホーン隊の参加もあったりして。見てて思わず笑ってしまうくらいいいライブ。

僕: 「What did you use ? Your sound・・・。Like a ・・・・・」(口真似でカールが使ってた音を無理やり再現)

カール: 「・・・? ・・・! Loop station !」

ループステーションっていうBOSS製のエフェクターを使って、とても面白いことをやってました。
1人2,3役。まさにアイデア勝ち。いいなあ、オレも買おっかな。

何から何まで、ナイスセンスで想像力豊かなカール・ブラウ。


僕: 「Have a good day in Japan!」

と最後に気軽に言えばよかったのに!


詳細など、こちらから→Have a good day !

| | コメント (0)

鶴の恩返し

Athens_004_1
neutral milk hotelの7インチレコード。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2月13日の火曜日。天気は冬晴れ。

いつもより朝寝坊したおばあさんはポットでコーヒーを沸かし、
レタスとハムとトマトでサンドウィッチを作り朝食をとる。
そして久々に棚から出したレコードをかけ、朝の短い幸せなひと時を存分に楽しむ。
窓の外を見ると、陽射しは眩しく小鳥は歌う。

「まあ、なんていい天気!今日は何をして過ごそうかしら?」

おばあさんは食器を洗い、花飾りがついたお気に入りの帽子をかぶり、
川へ洗濯に出かけました。

おばあさんが大好きなこの川は、太陽の光でキラキラと輝き、まるで天の川のよう。
水は川底まで綺麗に透き通っていて、小さな魚がユラユラ元気に泳いでいます。

「なんて気持ちがいい日なんでしょう!あとでまた散歩に来ようかしら。」

鼻歌まじりで気分よく、ゴシゴシと洗濯を続けるおばあさん。
ふっと一息、川向こうを眺めると、大きな桃がドンブラ流れてきました。

「あらまあ桃が。食後におじいさんと一緒に食べましょう。」

洗濯カゴに桃を乗せ、家に持ち帰り切ってみると、中から一羽の鶴が出てきました。
体調がよくないのか、顔色は悪く体はブルブル震えています。

「こんにちは、おばあさん。すみません、ここは一体どこなんですか?」

おばあさんはシナモンロールを焼き、温かいミルクを入れ、鶴に食べさせました。
そして川での様子を鶴に聞かせてあげました。

「助けてくれてありがとう。おかげですっかり元気になりました。」

何やら、越冬中に仲間とはぐれてしまい、辺りをさ迷っていたところ、
意地悪なキツネに桃の中に閉じ込められ、川に流されたというのです。

「お礼に音楽を演奏します。準備が出来るまで待っていてください。
それまでは、決して楽屋のドアは開けないでくださいね。」

そう言うと鶴は楽屋の中に入っていきました。
おばあさんは、残りのコーヒーを飲みながら待つ事にしました。
そこに、やっと目覚めたおじいさんがやって来ました。

「おはよう、おばあさん。今日はいい天気だね。」

おばあさんは「かくかく、しかじか」と事のあらましをおじいさんに話しました。
「ふーん、なるほど。そんな事があったのか。そりゃ楽しみだね」
おじいさんはシナモンロールをほおばりながら、一緒に待つ事にしました。

30分経ち、一時間が過ぎました。ドアの向こうからは、何も聞こえません。
待ちきれない、せっかちなおじいさん。

「I can't get no satisfaction !!」

そう叫んだおじいさんは、おばあさんが止めるのを聞かず、鶴との約束を破り、
ワン、ツーでドアを開けてしまいました。


そしたらビックリ!

ドアを開けると、そこは太平洋でした。
見渡す限りずっと、果てしない大海原が広がっています。

鶴がおじいさんの方を振り向きました。

「まだですよ。アメリカまでは、あと二日かかります。
桃でも食べて、もうしばらく待っててください。」

キツネにつつまれたような、おじいさんとおばあさん。
こうして、おじいさん達のアメリカツアーが始まりました。
初日はテキサス。鶴はカウボーイハットとelekibassを作っている最中でした。

アメリカに着く前に、下北沢QUEでelekibassは鶴と一緒にライブ。
おじいさんを満足させるには持ってこい!なライブです。

elekibassの出番は二番目、19時50分予定です。
いま話題の鶴は、三番目。
どうぞカモン、見に来てね・

| | コメント (2)

徒然なる手紙

Athens_1
アメリカで買った、ポストカード。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オカネモンスタースペシャルの大阪出張から帰ってきました。
今回も高速バスの旅。
旅のお供は、柿ピーと、オブモントリオールとNRBQのオレ編集ベスト。
こないだサックスの仲本さんに、
「ベスト盤作って!お願い!」
と、ハートマークだらけのメールを貰った。
「まったく、しょうがねえなあ」ってことで作る事になった訳だが、
どっちも大好きなバンドだから、ベスト盤、っていう限られた選曲ってのは難しい。
だって好きな曲いっぱいあるからね。CD一枚に収めるのは大変。
全体的にくどくならないよう、気をつけなければいけない。
好きな食べ物ばっかりテーブルに乗せられても、食べる前に満腹になるしね。
もしくは「しばらく食べたくない」って事にならないように。
全体の流れにも注意が必要だ。一枚の「アルバム」を作ることと、ある意味同じなのだから。
何回も聞きたくなるベスト盤にしなければならない。

って考えても、あれやこれやと入れたい曲がありすぎたので、まとめきれない。
面倒くさくなった僕は、とりあえずオブモンは一緒にツアーするんだから新作の曲を中心に、NRBQは、仲本さん用に管楽器が入っている曲を多めに入れといた。
レコードもあるが、CDRに取り込めなかったのは残念だ。
仲本さん、興味が沸いたら他のも買ってね。

行きのバスの中で、そのオレベスト盤を聞く。
聞いててやっぱ楽しいね。好きな曲の集まりだから。あげるのがもったいなくなってきた。
しかし二周目になると、「この曲はいらないんじゃないか?」とか、「ちょっとくどいな。」
とか、「曲順が悪い」とか、細かいところが気になってくる。
映画「ハイ・フィディリティ」を思い出す。ベスト盤を作る執念が沸いてくる。
家に帰って余計な部分を排除。洗い直し。
両方とも、現時点では最高のオレベスト盤に仕上がる。また明日、自分で聞こう。
ついでにドラマー深田さんやノリピーにもあげとこう。

好きなバンドのベスト盤を作るに当たって思ったのは、そのバンドの特徴がよく現れている曲を無意識に自分が選曲してた、ってこと。
別にシングル曲ばかりでもいいが、それだとクドい。
オブモンは基本的に「変」な曲だらけなので、(そこが好きなんだけど)
そのオレが好きな「変」な曲ばかり集めると、全体的に「変」になる。(当たり前だ)
まあ、「重い、クドイ」ってこと。
NRBQは、しっかりと歌を聞かせる曲や、ノリノリロックな曲、ジャジーで静かな曲、子供みたいなお遊び曲まで、特徴がたくさん。どの特徴もベスト盤に盛り込ませたいので、とてもまとめにくい。
そこで、「ライブバージョンを何曲か入れる」という高レベルな技を使う。
ライブバージョンは、そのバンドがどんなテンションでどんな演奏をしてるか?と、
そのバンドの特徴がよく現れているからだ!(偉そうに)

とまあ、こんな風に頑張って作ったが、結局聞いた人が「ピン!」とこない限り、
このオレの「こだわり」はただの自己満足、自己顕示欲で終わるけどね。
まあいっか。

Sensitivecoverbig

さて、こないだストライカーズのレコ発に行ってきました。
お客さんは満員、盛り上がってたなあ。しかも今回は、みんな衣装を着ての万全な体制。
僕は一曲だけ参加しました。ハミコンのマッチョとテルスターのヨコチンさんと。
なのでリハにも顔を出しましたが、メンバーみんなとてもいい緊張感で、いい一体感でリハに挑んでいるのを体感。1本のライブにこれだけ全精力を注ぐと、やっぱいいライブになるね。ステージ横からストライカーズの面々を見ていると、なんだかこっちまで緊張してきた。でも、いい風景だったな。
ストライカーズの新世界は、今回とてもいい具合に表現されてた。
サポートギターまこちゃんも、ストライカーズのアグレッシブさにピッタリ。ナイスサポート。
そんでみんな、ナイスアクトで敏感不敵なナイスライブでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Athens_001

ついでに、これ書いてる途中にウチの母からメールが届いた。
「彩が結婚を決めました。昨日挨拶にきました。」

妹が結婚。噂は聞いてたが、ついに決まったとは。
何歳だったっけな?でも確か適齢期だったはずだ。
そういや、何度かこっそりとエレキのライブを見に来てたことがあったな。
まあ後日メールしようと思うが、ついでにこの場を借りて、おめでとう。


さてと、つーわけで、オレも頑張ろう。(結婚の方じゃない)

| | コメント (4)

そこのけそこのけ、J.Bが通る

Jb_lenoir_3
この「J.B」は、
略称でもニックネームでもなく、
ほんとに「本名」らしい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日はミシシッピ川ほとりでBBQ。

天気もいいし気持ちいいな。やっぱ肉食べるなら野外だね。

あ~もうおなかいっぱいだ。

さて、たっぷり食べたことだし、カヌーで川下りでもしに行こうか。


ズッズタッタ、ズッズタッタ、ズッズタッタ、ズッズタッタ・・・

ブルースのリズムに乗っかって、誰かが川を渡ってやってきた。

ゼブラ柄の燕尾服に 真っ赤な靴下でバシッとキメてる。

誰だ?なんだあの風貌? とにかく、何かおかしいぞ怪しいぞ。


ズッズタッタ、ズッズタッタ、ズッズタッタ、ズッズタッタ・・・

うわっ、だんだん近づいてきた!

ギター持ってるよ。なんか弾いてるみたいだよ。

ズッズタッタ、ズッズタッタ、ズッズタッタ、ズッズタッタ・・・

♪チャチャーラ、チャララ、チャラリラ チャーチャッ!♪

おおっ、イカしてる。なんてギターフレーズだ。

ズッズタッタ、ズッズタッタのリズムと合ってないぞ!でもカッコイイな。


ズッズタッタ、ズッズタッタ、ズッズタッタ、ズッズタッタ・・・

♪「アイ フィ~ル オールライッ、アイ フィ~ル オールライッ」


あっ、歌い出した!あの風貌に似合わない、すっとんきょうなハイトーンボイス。

あの声、オバサンが歌ってるのかと思ったよ。

しかしあの人、さっきから「アイ フィ~ル オールライッ」しか言ってないぞ。

どんだけいい気分なんだ。

ズッズタッタ、ズッズタッタ、ズッズタッタ、ズッズタッタ・・・

ヤバイ、近づいてきた!目が合っちゃったよ。 こっちに来るぞ、 BBQセットをどけろ!


ズッズタッタ、ズッズタッタ  チャチャーラ、チャララ、

ズッズタッタ、ズッズタッタ  チャラリラ チャーチャッ!

そこのけ そこのけ オイラJ.Bのお通りだ

気分はどうだい オールライ? 楽しんでるかい ごきげんかい?

オイラのロッキンブルースで レッツロール オールナイトロング

なんだかよく分かんないけど いい気分だ

なんだかよく分かんないけど とても楽しいぜベイビー

アイ フィ~ル オールライ アイ フィ~ル オールライ ・・・・・


そうやって彼は、僕らの前を横切り、川岸の向こうへと消えていった。

そういえば、この前レッドベリーが言ってたんだけど、

J.Bに魂を売れば、アイ フィ~ル オールライ になるらしいぞ。

どうする?売ってみる?

よし、決まり。それじゃあ、後をついてってみよう。

さて行くぞ、ズッズタッタ、ズッズタッタ、ズッズタッタ、ズッズタッタ・・・

そうして僕は、赤い靴下を買ったのでした。

それを履けば何となく、アイ フィ~ル オールライッ なJ.B気分。

他のブルースマンとは一味も二味も違う、J.Bルノアー。
陽気でとぼけた、ハイトーンボイスのブルースマン。
例えばダニエル・ジョンストンがブルースやってるみたいに。
この人は、他のブルースマンとは違う綿花農場で育ったんだろうか?
ヴィム・ヴェンダース監督のドキュメンタリー映画「ソウル・オブ・マン」で
その奇妙な様子がうかがえます。
よかったらどうぞー・


Jb_lenoir_5

| | コメント (0)

« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »