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POPS&RHYTHM TOUR 2006

Rollingstones
はしゃぐチャーリー・ワッツ。
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「GET YER YA-YA'S OUT」が1969年。
これから約40年後、ザ ローリング ストーンズが2006年に来日!
前回、前々回は見に行ったけど今回は泣く泣く断念。
なのでMSNビデオで3/24東京ドームの模様をひとり部屋で観戦!
いいなー行きたかったなー。ジャンピングジャックフラッシュとかスタートミーアップとか名曲バンバンやってる。
もちろん新曲も。東京ドームの広いステージをグルグル歩き回りながら余裕&貫禄の演奏!
しかしミック・ジャガー。やっぱミック・ジャガー。
そりゃ60歳位になれば人間衰える。でもこの姿、この立ち振る舞い。
63歳には見えない。
あの腰の振りも健在。もちろん腹なんて出てない。
どんだけストイックなんだこの人は。
前回見に行ったとき「これが最後の来日だろう」と思っていたけどまた来るとは。
つーか前々回のときも「これが最後かもしれないから見に行こう」って思ったのに。
終わりが見えないこのバンド。まさに文字通り、転がり続ける石のバンド。

そんな伝説的バンドが日本に滞在中、僕らは3/30渋谷クアトロでライブが出来る。
これは考えようによっちゃ幸せ。
今現在、ストーンズと同じ土地を踏んでるエレキベース、サンプリングサン。
たぶん今日は北海道あたりにいるよストーンズは!
ライブ打ち上げでカニとか食べてんのかも。
そんで4月に入れば埼玉、名古屋にやってくる。
埼玉とかすげえ近い!JRとかに乗ってけばすぐ着くじゃん。
名古屋だと新幹線で2時間かからない。
そんな、すぐ手が届きそうなところにストーンズいるなんて!
伝説と隣り合わせ、な感覚。ストーンズとすぐ会えるような錯覚。
まあ無理矢理だけど。
やっぱなんかすげーバンドだから、スゴ過ぎて現実味が沸かないから、
勝手にいろいろ想像してしまう。
明日フラ、っとミックがクアトロ来たらどうしよう!とか・(来るわけねえ)
でも今彼らは日本にいるわけだしね。もしかしたら・・・。チャーリーが来るかも・・。
と、やはり現実味が沸かないのでありえない想像をしてしまうけど、
明日のPOPS&RHYTHMツアーファイナルは、ストーンズに負けないくらいのファイナルイベントに。
こうやって僕らとストーンズを比べるのも現実見が沸かないからだけど、まあいいじゃん。
彼らは僕らに40年以上ずっと夢を見させてくれてる、そんな存在だから。
明日の取り置きチケットに、
「ローリングストーンズ×4」
って書いとこう。

そんじゃおやすみー

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CAKE 2006 JAPAN

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CAKEステッカー!
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CAKEジャパンツアー@渋谷クアトロ。
この日チケットはソールドアウト。早めに買っといてよかった。
中に入るとたくさんのお客さん。その中には知り合いの人も。
UMUさんやBANK$雄飛さんも来てた。
「CAKEグッズがもう無くなりそうだったから、先に買ったよ」
とUMUさんが言ってたので、僕もライブが始まる前に物販に走り、
Tシャツ、ステッカー、バッジなどもろもろ買う。
前回来日時は物販が無かったので、ここぞとばかりに買う。
ファンにとっては嬉しいグッズばかり。とても購買力をそそられたので、
つーかオレは財布の紐は金が無くてもゆるいので、9千円程使っちゃいました。
ロングTシャツもあったけど、オレには似合わないのでやめといた。

ステージ後ろには山の絵が描いてある布がでかでかと張られてた。なんで山か?は不明。
そんで10分押しでライブスタート!
とうもろこし畑がとても似合いそうなメンバーがゆっくーりと登場。会場は大騒ぎ。
一曲目は「フランク・シナトラ」。
あの独特な、これぞCAKEというアコースティックギターの単音のリフから始まる。
オレはそれを聞いた時点で「おお~!」と興奮。
一曲目は何やるんだろう?と始まる前から期待してた僕は、予想外の曲に興奮。
いや~もうカッコイイ。
曲途中でトランペットだけの部分があって、そのトランペットフレーズが決まると、
もう会場は大騒ぎ。
みんな曲を知ってて、次はこう来る、ってのを知ってるから盛り上がる。
「待ってましたそのフレーズ!」って感じ。
やっぱ生で聞ける、見れる、ってのは嬉しいな。

セットリストは古い曲から新しい曲まで、まんべんなくやってくれた。
アレンジや構成が違う曲も。
曲の出だしが「あれ?これ聞いたこと無いな?オレが知らない曲?」って思ってたら、
「タラタッタッタ、タラタッタッタ、タララ、タララ、タラタラタッタ」(※イントロのリフを表現)
とオレが好きな「WHEELS」だったり。もう会場は大騒ぎ。
これは気分がアガった。ライブならでは!のアレンジ。

前回来日時との違いは、コール&レスポンスが異常に多かった事。
オレは4回くらいやったな、と思ってたけど、星野くんのブログ見たら7回、って書いてあったね。
そんなやったのか!覚えてなかった。
コール&レスポンスのバリエーションも豊富。
「男だけ!」「女だけ!」とか「会場右側だけ!」「左側だけ!」とか。
あとは歌詞を歌ったりとか、コーラスパートを歌ったりとか。
しかし「会場右がわ左がわ」は、簡単なジェスチャーだけだったのに、よくお客さんに伝わったな。
オレもジェスチャーの意味はすぐ理解はできたけど、あれはさすが。
とてもいいレスポンスがステージに向かって返ってった。

あと、ボーカルジョン・マックレアの熱弁コーナー。
正直何言ってるかほとんど分からなかったけど、何か文化のことについて熱く語ってた。
まあとにかく、5年前とは違ったステージ。会場とステージとの一体感が前回とは違う。
演奏では、CDよりテンポ遅いんじゃないか?って曲も。
でもそこはさすがCAKE。遅くてもノリがいい。遅くてダルい、とは感じさせない実力。
MCで「この曲好きだ」と言ってたカントリーのカヴァーも一曲披露。
とてもシンプルに上手く演奏。カントリーが似合うCAKE。

アンコールも2回やってくれて、2回目はセカンドアルバムから「THE DISTANCE」!
ファンサービスたっぷり。演奏時間は約90分と短めだったけど、腹八分目で十分満足。
アンコール3回目もみんな期待して拍手が鳴り止まなかったけど、
スタッフのオジサンが出てきてアンプのケーブルをブチブチと外しにかかる。
 非情。 でもまあしょうがない。キリないからね。
会場には「もうアンコールないよ」と思わせるよう客電が付き、BGMが流れ始める。
あのスタッフのおじさんは悪役を買ってでたんだろう。時にそういう人も必要。
お客さんはみんな満足げに撤収。


しかし僕は「どんな機材使ってるんだろう?」と思いステージに向かう。
ギターの人の足元は、想像通りエフェクターは少ない。二個くらい。
想像外だったのは、アコースティックギターのアンプ。
なんとPCモニターくらいの大きさの、ちっちゃいフェルナンデス製のアンプだった。
中学生が初めてギターを買ったときに、おまけセットで付いてきそうなアンプ。
「ええっ!あの音はこれから出してたのか!」
これを見た僕、UMUさん雄飛さんの3人は、尊敬を込めて笑ってしまった。
安い機材であんなカッコイイ音を出していたCAKEに惚れ直す。
そしてそんなフェルナンデスにも尊敬!

つーわけで、僕の待ちに待ってた3ヶ月間はあっという間に終了。
一曲一曲細部まで楽しめて、全曲よかった。思う存分堪能できた。
う~んほんとカッコよかった。ありがとうCAKE!また日本に来てね。

帰宅し早速CAKEのギターを耳コピする。
翌日僕はケイクTシャツを着て、ケイクバッジを付けて名古屋に向かい、メンバーに自慢。
(ちなみにライブでも着ました)
そしてリハーサルで耳コピしたCAKEギターを披露(笑)

僕は数いるCAKEファンの中の一人です。
ってのを実感したこの日のライブ、とても良い日でした。
つーか「プレッシャーチーフ」がDVD付きで別で発売されてるらしいじゃん。
このやろうどこまで金使わせんだ!
買わなきゃ!(紐がゆるいので)

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カールと僕の休日

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最近買ったCDの中で久々のヒット、カール・ブラウ。
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さてこれはどこで聞こう?
太平洋か大西洋、西海岸か東海岸。
エーゲ海かカリブ海、はたまたハワイで。

いつかな昼下がりかな夕方かな?
陽が沈んだ後でもいいかも。波の音もグッド効果音になりそうだ。

Tシャツかな海パンかなウェットスーツかな?
アロハでもオッケーな気がするな。

パンかご飯かスパゲッティか?
ピザ、って気分じゃないな。
食前にアイスコーヒー、食後にビール。
さあどっちにしようか?

デザートはスウィーツかフルーツか?
やっぱ食後はスナック菓子か?
柿ピーは捨てがたい。

海に行ったら泳ぐか眺めるか?
そういや随分泳いでないから、眺めるかな。


つーわけで、
モダンラヴァーズのTシャツを着た僕は西海岸の砂浜に座り、
アロハシャツを着た店員にナポリタンを注文する。
陽が沈む頃にやっと出てきたアイスコーヒーにミルクとガムシロを入れ、
タバコにシュッと火をつける。
食べ終わった後、辺りはすっかり真っ暗に。
僕はライターでガス灯に火をともす。
そして店員をパチン!と呼ぶ。
「いちばん新鮮で、冷えたやつを!」
食後のグレープフルーツは口内炎にしみるが我慢する。
僕の隣に座ってるカール。彼はビールを注文する。
「もうひとつ。」
ビールが旨い、普段は特に思わないが、
今日はなんだか気分がいいのでついでにオレも。
ビールも雰囲気によっては旨く感じる。
夜風も、波の音も、この「BENEATH WAVE」も心地いい。
ずっとこのままでいたい気分。
時間がゆっくり流れているよう。

しかし、頃合いを見て帰ることにする。
「3/16に心斎橋クアトロでサンプリングサンとライブをするんだよ。
今日は帰ってウチで練習するから、そろそろ帰るよ。」

「そうかそれはしょうがないな。今日は楽しかったよ。いい時間を過ごしたな。」

「3/18は名古屋クアトロで。ツアーファイナルは3/30渋谷クアトロだよ。
よかったら来てね。」

「福岡にも行くらしいじゃん。しっかり頑張れよ!」

「オッケーまたね。」

「GOOD LUCK!」

気晴らしに、カールといっしょに気分勝手に。

カール:「『CATALOG』をクリックしてみてね」


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僕の天動説

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ビルト・トゥ・スピル。
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僕が自発的に音楽を聞きだした、好きになったのは、20才くらいから。
90年代も終わりの頃。当時の僕は名古屋の予備校に通ってて、浪人生活をしてて、、、。
東京にいる友達からもらったテープに選曲されていた音楽がきっかけ。
このテープは擦り切れる程聞いてた。オレのどこにひっかかったのか分かんないが。

もらったそのテープには、アメリカ、イギリスのインディーバンドが入ってた。
アップルズインステレオ、スポーツギター、ASH、WEEZER、ペイブメントなどなど。
今思えば懐かしいバンドばかり。90年代後半にいわゆる「オルタナティブ」と呼ばれるバンドがいっぱい出てきて、そのシーンはとても盛り上がった。取り扱うレコード屋さん、DJイベントなどなど。
海外インディーズレーベルもその活動が盛ん。
僕は特にアップルズインステレオを筆頭とする「エレファント6」ってレーベルと、
西海岸はシアトル、ローファイ系バンドのメッカ 「K」レーベルが好きで、そのレーベルからリリースされたバンドをよく聞いてた。そういやBECKも昔は「K」から出してたね。

海外インディーズバンドがとても注目されていた時。僕が音楽が好きだと自覚したきっかけの時。
その海外アーティスト達のインタビューを読むと、「好きな影響を受けた音楽」には60、70年代のバンドがよく取り上げられていた。当時のオレ全然知識なし。60年代なんて「過去の人」的位置づけ。
でも、「アップルズインステレオの人が好きだと言ってた、ビートルズを聞いてみよっかな?」
「オブモントリオールのケビンがフェイバリットにあげてたKINKSってどんなバンドだろう?」
ってノリで過去の音楽を聞き始める。

大学一年の時、吉祥寺に住んでいた友達の部屋で聞いたのが今でも印象的。
その部屋にもう一人の友達がレコードを抱えてやってきた。(オレにテープをくれたやつ)
「KINKSっていうバンドのレコード買ってきたんやけど、どんなんやろ?知っとる?」(石川弁)
みんなで聞いたのは「PICTURE BOOK」って曲。
これは僕の中で衝撃。へえ~こんなポップなメロディのバンド、昔にもおったんやな!(居たのだな)
この発言、今思うとかなりバカで恥ずかしい・笑
でもこう思ったのはホント。過去にポップバンドはいない、と思ってたので。
当時聞いていた海外インディーズバンドがオレの宗教!って思ってたから。
オレ天動説がくつがえされて、地動説を知ったとき。
「アップルズのロバート・シュナイダーみたいないい曲作る人他にもいるじゃん、
ほら、ポール・マッカートニー!」とか、
「ダイナソーJrのJ・マスシスみたいな轟音サウンド出してる人いるよね?
誰だっけ、ニール・ヤングだっけ?」
みたいな。
これを機に、僕は昔のバンドにも興味を持ち、両方同時進行で聞いていく。
ビートルズをちゃんと聞いたのも、エレキベースに入ってから。
それまではオレの中でビートルズは「オールディーズ(古き良き音楽)」的な位置づけ。
いざ自分達で音楽を作ってみると、ビートルズってすげえなーと思うわけ。
やってみて 初めて分かる そのスゴさ 
ポール・マッカートニーの来日公演@東京ドームはそりゃもう感動しました。
どんなに時が経っても色あせなく、後世に影響を与え続ける音楽を作った人はすごいね。
そのビートルズも、過去の誰かに影響を受けた訳だけど。

そんでこのビルト・トゥ・スピル。
もらったテープに入ってたバンドのひとつ。
このテープに入ってたバンドの中で、始めにCDを買ったのがこのバンド。
この人達は誰に影響を受けたんだろ?
日本の一般大衆には受けないバンドだけど、アメリカでは一般にかなり浸透。(オレ統計)
ジュークボックスでビルト・トゥ・スピルをかけたら、バーで飲んでた人がノリ出したからね。そのお客さんに「お前ナイスな選曲だ」と言われたからね。
(でもこの人は一般的な人ではないかもしれない)
まあとにかく、僕はこのビルト・トゥ・スピルのギターには影響受けました。
「影響を受けたギタートップ5」に入るね間違いなく。
来日しないかなーライブ見てみたいなー。
絶対しないそうです。Vo&Gのダグ・マシューは「飛行機が大嫌い」、とのことだから・・・。

でももうすぐ、オレが影響を受けた別のバンド「CAKE」が2週間後に来日!
去年のチケット発売日にオレはすでに購入済み。
あれから約3ヶ月、待ちに待ったなー。そりゃもう楽しみ。
CAKEのライブ前後はサンサンエレキツアーで大阪名古屋に行ってるけど、
その中日に東京にトンボ帰りしてきます。
そこまでさせるCAKEってバンドはすごい!オレ影響されまくり。交通費かかり過ぎ。
いいよ余計な金かかったって。見たいんだから。それはまさに「経費」ってやつ。

オレが中心で世界が周る訳が無く、なんだかんだで誰かの影響を受けてこの世を巡る。
ビルト・トゥ・スピルが歌う「CENTER OF THE UNIVERSE」、
歌詞カード持ってないからどんなこと歌ってるかわかんないけど、
人は誰かに魅きよせられて生きていく、みたいな。
万有引力の法則を見直そう。
天体をもっと観測すれば、ニュートンを認めれば、自分の天動説はくつがえされる!

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金のカポ、銀のカポ

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主が潜む湖。
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天気がいい昼下がり、おじいさんはギターをかついで湖に行きました。

おばあさんは洗濯板を持って湖畔でTシャツの洗濯を。

ギターをケースから出したおじいさん、

「さて今日は何を歌おうかな。ビルト・トウ・スピルの曲でもやってみるか!

ばあさんや、ゴシゴシとリズムを出してくれ。」

「おじいさん、あなたあの曲が歌えるんですか?彼のようなハイ・トーンボイスが出るんですか?
曲のキーも高そうですよ。」

と、ゴシゴシしながらおばあさん。

「確かにな。歌えんかもね。もう年だし。声も枯れてきたし。

そうかと思って今日はカポを持ってきたんじゃよ!」

おじいさんは胸ポケットからカポを取り出し、天に向かって高々とかざす!

黒い布で作られた、安っぽいボロボロのカポ。それをボーッと見上げるおばあさん。 

そのとき!一羽のコンドルが飛んできて、おじいさんの手からカポをかっさらった!

「あっ!カポが!!」

コンドルはカポをくわえ、湖の方へ飛んでいく。

しかし自分にカポは必要ではない、と判断したコンドルは、湖にカポを捨ててしまう。

その様子をただ見ていたおじいさんとおばあさん。カポは湖の中に沈んでいく・・・。

「カポ無しじゃ、ビルト・トウ・スピルは歌えん・・・。」

ガックリ肩を落とすおじいさん。長年大事に使ってきたカポだけに、ショックは大きい。

「仕方ないじゃないですか。それじゃあ代わりにキャルビン・ジョンソンでも歌ってくださいな。」

おばあさんは、ゴシゴシ洗濯リズムをちょっとダブナルコティック調に変えてみる。

湖畔にガックシひざをつくおじいさん。カポが沈む湖を、うつろげに眺める・・・・。

そのとき!

湖の真ん中がゴボゴボと湧き出し、辺りに白煙が立ちこめ、

白髪で白髭、白装束姿で杖を持った老人が現れた!!

その様子を呆気にとられて眺めるおじいさん。

洗濯の手をおもわず休めるおばあさん。

現れたのは、この湖の主。はるか昔から語り継がれてきた、湖の守り神。

「オマエが無くしたのは金のカポか?銀のカポか?」

と、その老人は口を開いた。

まだ呆気にとられているおじいさん。何が起こったのか状況を把握出来ていない様子。

主: 「オマエが無くしたのは金のカポか?銀のカポか?さあどっちだ?」

おじいさん: 「違います、わたしのカポは、黒い布で、・・・、」


そのとき!

おばあさん: 「金のカポです!!」


主:「そうか。金のカポだな。それではこれをオマエにやろう。大切に使いなさい。」

主はそう言い残し、ゴボゴボゴボと、湖に沈んでいく。それをただ茫然と眺める二人。

天気のいい昼下がり。風が穏やかに吹き、木々の葉っぱがざわめく音が聞こえてくる。

湖はいつもの風景に。


「おじいさんのギターには、黒色より銀色より、金色のカポの方が映えますよ。

しかもあのカポはもうボロボロで使いにくかったでしょ。さあどうぞ。」

カポを手渡されたおじいさん。するとカポが勝手に手を離れ、ギターにカポッと飛びついた!

歌う曲はおじいさんのお気に入り、「Center of the Universe」!

 「♪!!♪!」 !

その歌声は、ダグ・マシューをはるかに凌ぐハイトーン・ボイス!

甘くて艶やかな、カナリヤのように美しい声。

金のカポが、おじいさんの未だ眠っていた潜在能力を引き出したのだろうか!

おじいさん、「Center of the Universe」を歌い切り、湖を見つめる。

その表情は、今日の天気のようにとても晴れやかだ。


正直者は馬鹿を見るのか夢を見るのか。
損をするのか得をするのか。個人的には、「損する」に一票入れたいところ。
つーか先日、カポを無くしたので新しいのを買いました。
前持ってたやつよりも、良さげなやつ。
さて!今日はサンサンエレキ「POPS&RHYTHM」ツアーIN 京都!
京都のみなさん、あとヒマだったら湖の主さん、見に来てね。

湖の主:「よかったら使いなさい

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