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書を捨てよ、街へ出よう

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リサイクルな1日。
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本を売りに街へ出た!
寺山修司が言った意味とは違うが、今日は部屋に溜まったもう読まないであろう本を整理。
春のようなポカポカ陽気。洗濯を終わらせたついでに、机に積んであるCDや、埃がかぶってる本も整理。
そもそも読書家ではない僕。一年に一冊読むか読まないか、ってかんじ。
最近最後に読んだのは、「ニュークリア・エイジ」/ティム・オブライエン著。
アメリカに行く際の飛行機の中で。ツアー中の車内で。
核戦争に備え、ひたすら穴を掘る男の話。激動の60年代青春物語。
おもしろかったな。読みごたえあったな。
これは本棚に戻しといて、、他数十冊を袋に入れて古本屋へゴー。
売ったお金で中古CD屋さんへゴー。
今日買ったCDを含め、今月買ったCDをざっと紹介。(もらったモノも含む)

エレキベース/Top of the Pops  オレも買っちゃった!みんな聞いてみてね。

サケロック/メンバーは劇団ペンギンプルペイルパイルズに所属。その劇中音楽。オレお気に入り。

ハーパースビザール/ソフトロック。う~んオレはそんな好きじゃない。

ケビン・エアーズ/BBCセッション。さすがセッション!曲のアレンジ違いが楽しい!

ケビン・エアーズ/さらにもう1枚。レコードはプレミア価格でスゲー高かったので。

マッチングモール/見たことないジャケットだったので買ってみました。

ロバート・ワイアット/伝説のライブをCD化!とのこと。大きく宣伝してたので買ってみた。

ジョン・レノン/ベスト盤。スターティング・オーヴァーが欲しかったので買ってみた。

アニマル・コレクティブ/渋谷サムオブアスでコメント買い。

dian・cluck/これもコメント買い。何も聞くものが無いときによく聞く。

ヒトリトビオ/どこかケビン・エアーズ的な雰囲気を思わせる関西のバンド。

ドラマー仲井君のソロ作/「寝る前にヘッドフォンで聞いて」と言われたが、ごはん食べながら聞いたよ。

ジョー・ナポリターナ/オカネモンプピーと共演。ステキナイトも見に来てくれたアメリカ人。


TSUTAYAへ行く。「before sunrise」、「before sunset」の2本を借りる。
電車の中で偶然出会った男女が1日だけウィーンの街をデートする物語。
別れ際、「半年後にまたここで会おう」と約束し、お互い連絡先を教えず別れる。
ここで「before sunrise」は終わり。その後の話は「before sunset」で。
おもしろかった!sunriseとsunset、終わり方がとても対照的。
特にsunsetの終わり方はすげーイカしてる。やるなあ監督。
いきなりだけどduzzさん、僕の中で久々のヒットでしたよ。

空いた本棚のスペースに机の上に積んであったCDをいれる。
本棚も、机の上も、僕の気持ちもキレイさっぱりになった1日。

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季節風が吹いた!

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真っ暗闇の5枚の葉っぱ
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秋も深まってきた今日この頃。
すっかり寒い!カーディガンじゃ間に合わない。マフラー必要。
陽射しはまぶしくても空気はひんやり。
ポケットに手を突っ込んで、背中を丸めて今日も行く。
葉っぱは紅葉、いろどり緑の季節はもう過ぎた。
落ち葉をサクサク音を鳴らして歩くような道は近くにない。
公園とかまで足を運ばないとね。
そこまで歩いていくのも寒さのせいか億劫なので、
別にそこまでして秋を感じる必要も無いから、
耳慣れないイヤフォン付けて、電車に乗って、いつもの道をサクサク歩く。
街並みは特に変わらずいつもの風景。
でも耳の中に流れてる音楽のおかげで、僕はすっかり秋な気分。
まあなんとなくだけど。「病は気から」みたいなもん。季節感は各自どうぞご勝手に。
歩きながら聞いてる音楽は、タイトル「黒い葉っぱ」。
え!そうなの?葉っぱ黒いの?そんな葉っぱ見た事ねぇ。
そう思うオレはきっと想像力が乏しい。
でもこのジャケット見たら、想像できる。膨らむ。うん確かにこんな感じだな。
暗いのか鮮やかなのか。寒いのかでも凍えるほどでもないのか。
どっちつかずなんだけど、そんなの関係なく心地良く感じる。季節で言えばまさに秋!
まあそれは春でもいいんだけどね。僕は春と秋が好き。夏と冬も嫌いじゃないけど短い方がいい。
とりあえずその気分だけちょっと味わえれば。
うーんこんなこと言ってると、なんか自分がとても中途半端なヤツだと思えてきた!
いいとこ取りしたがるヤツ。極端なのは避けようとするタイプ。
適温36℃を保ちたい人。2℃上がったらやっかいな事になるし。
歩きながら聞いてる音楽は、山でもなく、巨木でもなく、葉っぱの集まりのようなかんじ。
一枚一枚がとても色彩豊か。そんな葉っぱが舞い散る中を歩いてるような気分になる。
CDジャケット、アルバムタイトルから借用したこの感想。
とても抽象的な感想。秋みたいに曖昧。
でもまあ対象がハッキリしない物は、逆に想像が膨らむかもね。
想像と信仰は各自どうぞご自由に。勝手に抽象的になってよう。
みんななんだかんだで、my宗教みたいなものは持ってるからね。
歩きながら、電車に揺られながら、ごはん食べながら、タバコ吸いながら。
これを聞いてれば、いつでも抽象的な気分を味わえる。
コーラス部分をいっしょに口ずさみたくなる。
ところで「木枯らし1号」って風が吹いたら気象的には冬なんだって。
そんな風の存在初めて知った。「春一番」ならよく知ってるけど。
そんな判断基準があったなんて知らなかった。
このアルバムのお気に入りの1曲は、「california demise Pt,3」ってタイトル。
無理やり訳すと「カリフォルニア死亡3号」。秋の夜長、聞きながら想像してみよう。
なんのこっちゃ。もしかしてカリフォルニアで誰かが?3パターン死に方が?
うーんオレって想像力乏しい。何か風が吹いたのか、カリフォルニアが夏じゃなくなったのか。
真相は多分、歌詞のみぞ知る。
しまった国内盤買えばよかった!

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シドと僕、久々の再会

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シド・バレットは今頃何してんのかな?
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ピンクフロイドといえば、
サイケデリックでプログレッシブ、マニアックで狂気と破壊に満ちた・・・。

僕が確か中学生の頃、父親にピンクフロイドをすすめられ、聞いてみたのはいいものの、
全く理解不能。すぐ聞くのを止めた思い出が。
何がいいんだかわからなかった。「お父さん、変わった音楽聞くんだね」ってかんじ。
それ以来、僕の中でピンクフロイドは上記のようなイメージが根付く。

それから10年以上が経ち、アメリカは友人チャーリーの家でシド・バレットのCDを聞く機会が訪れる。
「お!いいじゃん。シド・バレットってこんなにポップでシンプルな曲作るんだ!」
強烈なインパクトを受け日本に帰り、早速CDを買う。
とても気に入るが、本家ピンクフロイドには過去のトラウマからか、手を出さず。

それから3年後、このDVDを見る機会が訪れた。
初期ピンクフロイドのリーダー、シド・バレットを描いたドキュメンタリー。
このとき初めて歌詞を目にする。

「自転車」

自転車を手に入れたんだ
君にも乗せてあげるよ
かごもベルもかっこいいだろ?
実は借り物なんだけどね

君は僕の世界にピッタリな女の子

ねずみを知ってるんだ
家なしで ジェラルドって呼んでいる
おじいちゃんだけどいいやつなんだ

君は僕の世界にピッタリな女の子

ファーストアルバム「夜明けの口笛吹き」の収録曲。
ピンクフロイドがこんな内容の曲を歌っていたなんて!
僕が抱いていたイメージと全然違った。
曲調は超シンプルなポップス。NO プログレ、NO サイケ。
(でも終盤はやっぱりサイケデリック)
最近すっかりお気に入り。
エレキベース地方遠征車内BGMにも収録。
のどかでゆるくてポップなサイケデリックだから、
運転手の眠気を誘うかも。
後ろに座ってる僕にはとても心地いい。
ごめんドライバー!

もし僕に中学生の子供がいたら、まずファーストから聞かせるかもね。

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Hey BP ! How Are You?

BP
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the late b・p helium
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ヘイ ブライアン!Bryan Poole 略してBP、元気かな?
初来日は5年前のELF POWER。2回目はキャスパー&ザ クッキーズ、
そんで3回目はオブモントリオールで。
さすが3回も来てるだけあって、日本に慣れてきてたね。
「そばよりうどんの方が好き」って言ってたしね。
僕ら日本人に分かりやすい英語を話してくれる頭脳派。
初めて会ったときはちょっと怖かったんだけど、実はやさしい男だね君は。

最近ねぇ、君のアルバムをよく聞いてるんだよ。
ゴメン、ぶっちゃけ最初は「ふ~ん。結構いいじゃん」って程度だったんだけどね。
最近は何回も聞いて、じっくり味わってるよ。
なんでそうなったかは、わからないけど。
まあね、今までそうでも無かったものが、ある時「お!すげえいい!」って突然思うこともあるしね。
そんときの自分の気分とか、趣味とかにもよると思うけど。
まあもちろん、君のアルバムを初めて聞いて「ガツン!」と衝撃を受けた人もいるだろうね。

ちゃんと聞くと(失礼)、すげえポップでいい曲だね。
他のアセンズポップミュージシャンとは、一味違うポップセンス。
「kumqut mae」ってアルバムの1曲目がオレはお気に入り。
ビートルズの「ゲッティングベター」、「ハローグッバイ」を思い出させるような、グッドポップソング!
イントロから「心躍る」かんじ。
5曲目の「Don't let me wait too long」は、まさにジョージ・ハリスン!
君の声やメロディ、そしてスライドギターのフレーズがまさにそう。
鼻にかかった君の声も、ジョージのような繊細な声だね。
ジョージみたいなことって、出来そうでなかなか出来ないんだよね。
そこがジョージのスゴイところ。
オレのジョージ好きな友達に君のアルバムをぜひ聞かせたい。
今度聞かせてみるよ。

なんだか君に、ジョージ・ハリスンの良さを教えてもらった気がするよ。
それまでオレは、ジョージのソロ作はそんなに興味無かったんだけどね。
もちろん、君の全ての曲がジョージって感じはしないけど、
君が「ジョージ大好き!」ってのはすげえ伝わったよ。
オレ以外にも、そんな風に思った人はきっと他にもいるとは思うけど、
自分が好き!ってものをいい風に伝えられる、ってのは素晴らしいことだね。
なんか同じものを共有できた、っていうか。

アメリカで君のライブを見たとき、君の風貌はまるでニール・ヤングみたいだったよ!
(もみあげのせいかな?)
ギターを弾く姿が。ライブはCDとは違うパワフルさが!
ジョージ・ハリスンとニール・ヤングの要素を併せ持つ、the late b・p helium。
電車の乗り換えにも慣れ、道を覚えるのが得意な男、ブライアン・BP。
そんな彼が書く歌は、とても上質なポップソング。
今日は11月とは思えない、ポカポカ陽気。
僕は外に昼ごはんを食べに行く道すがら、
BPのアルバム「AMOK」をCDプレイヤーに入れて、
気分よく町までの道を歩く。
聞いてると心躍るから、歩くステップも軽くて快調。
お腹が空いてたのも忘れてきた。
なので店に着くまでちょっと遠回りしてみる。
もうちょっと聞いていたいし。
この曲が終わったらお昼にしよう、ってかんじで。
「I tried to make it with you」って曲の軽快ステップ快調なギターを聞きながらお店に入り、
「Don't let me wait too long」を聞きながら、友達にメールしてみる。
お!早速いい反応が。今度CD送るよ。聞いてみてね。

そんじゃまたねBP!


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