眠れない夜のジャンゴロジー

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村上春樹氏は、大のジャズ好き。
それがこの本でうかがえる。
彼が好きなジャズミュージシャンについてエッセイを書き、イラストレーターの
和田誠氏がイラストを描いた本。

僕はジャズは聴かないし、知識も全くない。
この本を買ったのも、ライブ本番までの暇潰し、って理由と、
村上春樹が書くジャズミュージシャンってどんなんだろう?と興味があったから。

読んだ結果、聴いてみたいな、興味あるな、と思わせるものが何枚もあった。
約50人のジャズミュージシャンの中で、僕がCDを持ってるのはジャンゴ・ラインハルトの
「ジャンゴロジー」だけだった。
共通しているのが一枚あっただけでも、なんだか嬉しい気分。

僕が好きな映画トップ5に入る「トニー滝谷」の原作が村上春樹だってことを
最近知った。そう言われると、納得。
ぜひ原作を読んでみたい。

ジャズとウイスキーをこよなく愛す村上春樹。
僕は酒もあまり飲めないので、こんな趣味を持つ男を羨ましく思う。
雨がしとしと降る深夜、バーでジャズを聴きながらウイスキーを「もう一杯」と
おかわりする。
僕はというと、雰囲気作りのためにジャズがBGMで流れているカフェで、コーヒーを
飲みながら彼の本を読む程度。
もしくは喫茶マサコで、コーヒーをおかわりするくらい。
ジャズとウイスキーを愛する男には、なれないっぽい。

さて、次回Elekibassは6/30(月)に下北沢440にて。
アナログフィッシュの健太郎君と初めての共演。
彼の弾き語りを見るのは初めてだな。楽しみだ。

そして7/6(日)は北沢音楽祭に出演。下北沢タウンホールにて。
ハッチハッチェルやブラックボトムブラスバンドと共演。こちらも楽しみだ。
この日は無料ライブなので、みなさんお気軽にどうぞ。

梅雨の眠れない夜、ジャズを聴きながらウイスキーが入ったグラスを片手に
ペンを走らす。
今僕はジャンゴロジーを聴きながらこれを書いてるが、飲んでるのは温かいココア。
道のりは遠い。


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ツアー後記/オートメーションカー

大阪、名古屋ライブに来てくれた方、どうもありがとう。

大阪では、一番手クリームチーズオブサンでしょっぱなから盛り上がり。
一番手にもかかわらず、彼らにはアンコールが起きる。

二番手のアーガイルは、これでもか!ってぐらいにゴリゴリに盛り上げる。
お客さんたちもいい感じで盛り上がってて、&とても楽しんでるように見えた。
僕ら含めて3バンドのイベントだったけど、とても内容が「濃い」日。
この日の「THE WHOだったで賞」は、僕はクリチーに一票。

「タジ・マハールだったで賞」は、ソウルフルで超ゴリゴリなステージを見せた
アーガイルに。
そして該当者が難しい「ストーンズだったかな?賞」は、熱い会場をソフトロックBGMで
クールダウンさせたクリチーの仲井くんに贈呈しとこう。

名古屋は5バンドが出演。
「KARESI」の彼は、リハの時から王冠をかぶってた。
THE NEWHOUSEも含め、今後に期待!なバンドでした。
「ジェスロ・タルだったで賞」はこの両バンドに。

「THE WHOだったで賞」は、該当者なし。
しかし、三重県出身の「モノポリーズ」はナイスバンド。
バンジョー、チューバ、トランペット、木琴を使ったアレンジがイカしてる。
アコースティックギターで歌謡スカ。

チューバの岬ちゃんには、この日初披露したElekibassの新曲に参加してもらった。
チューバのベースラインが特徴的な新曲なので、彼女には適役。
サックス、トロンボーン、チューバが並んだステージ上は、見栄えが良かったのでは?

つーわけで、「Rock and Roll Circus」本編を楽しみたい方、興味を持った方は、
VHS、DVDで発売されてるから見てみてね。


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「プレイヤー・ピアノ」/カート・ヴォネガット著

すべての生産手段が完璧に自動化され、
すべての人間の運命がパンチカードによって
決定される世界。ピアニストの指を拒絶し、
あくことなく自動演奏を続けるプレイヤー・ピアノの世界を描く本著は・・・


背表紙より抜粋。現代のラッダイト運動的物語。

今回使ったレンタカーは、サイドドアが自動で閉まる仕組み。

自動で閉まるよう設計されてるのに、それに気付かない僕らは無理やり手動で
閉めようとする。結果、ドアを制御している機械の中枢は混乱を起こし、
「ピーピーピー!半ドアです、ピーピーピー!」と、警鐘を鳴らす。

シートベルトを締めていないと、「ピーピーピー!」と鳴る。
ナビに行き先を登録するには、意外に時間がかかる。
ナビ兼CDプレイヤーに入れたCDが取り出せなくなる事件も。
「東京に着くまですっとこれ聞かなきゃね・・・」と覚悟をせまられる。
ベース高宮くんは、CDプレイヤーに拳でラッダイト運動を起こす。
僕らが「便利」に置いていかれない様に、頑張らなきゃいけない時代。

しかし、自動車はとても便利。


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Rock and Roll Circus in Osaka & Nagoya

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NAGOYA
バージョン。
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あの「Rock and Roll Circus」を、6/14(土)は大阪で、6/15(日)は名古屋で開催!

ストーンズやフーは出ません。ジェスロ・タルもマリアンヌ・フェイスフルも出ません。
タジ・マハールも不参加。

もちろん、ジョン・レノンがゲストで登場!なんてことも、ありません。
オノ・ヨーコも連れてきません。
エリック・クラプトンやミッチ・ミッチェルが参加したり、キース・リチャーズが
ベースを弾いたりなんかするスペシャルバンドの予定もありません。

象を連れ込んで芸をさせたいと思ったが、ライブハウスの入り口が狭いので断念。
天上からブランコを吊り下げる案は、危険ということで却下。
「来月までにライブハウスをサーカス小屋に改装してくれ」って話は聞き入れて
貰えませんでした。

さて、出演は、

6/14(土)大阪は、Elekibass、クリームチーズオブサン、アーガイル。
6/15(日)名古屋は、Elekibass、and More !

まあとにかく、1バンド目からトリのバンドまで、最初から最後まで楽しめれば
「Rock and Roll Circus」です。

会場が変な雰囲気に包まれて熱狂の渦ができれば、「Rock and Roll Circus」です。
来場予定の方、例えばこの日はとっておきの一張羅を着てくるとか、もしくは仮装とか
いいんじゃないでしょうか。
可能な人は電車じゃなくて、かぼちゃの馬車に乗ってくるとか。
ライブハウスって、ペット同伴はダメなんだっけ?
この日は竜でもオッケーです。
ドリンク持込みはダメですが、マント持込みはオッケーです。

まあとりあえず、いつもの日常とは異なる心持ちで、一緒に楽しみましょう。
そんじゃ大阪、名古屋で会いましょう・

詳細はこちら


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染みったれた一日

誰かの体験談やテレビの中で、よく聞いたり見たりしたことがある光景。

例えばそれが起こるのは喫茶店。
アイスコーヒーをトレイに乗せ、席を探して歩いていると床の突起物に
つまずいて転び、コーヒーをぶちまけてしまう。
さらに、近くにいた人の服にコーヒーがかかってしまう、という光景。

この場合、加害者はとにかく謝るしかない。
クリーニング代として、被害者にいくらか渡すだろう。
しかし被害者の着ていた服は、超お気に入りでとっておきの純白のドレス。
有名デザイナー作。カードで購入&完済は1年後の予定。
そんな高級純白ドレスが、コーヒーの茶色の染みで台無しに。
どうしてくれんの?これじゃあ今夜のパーティに行けないわ。

とにかく謝るしかない加害者。
すると横から、黒いスーツ、はだけた胸から見える刺青。
「いかにも」な雰囲気の男が威勢よく登場する。
「おいおい、なんてことしてくれんだ!」
平和的示談じゃ済まないだろう展開。「最悪の事態を覚悟しろ」的な空気。
さあどうする加害者?


先日、僕はサポートギターで参加するアパートメントのライブのため、吉祥寺へ。
リハーサルを終え、本番までの微妙な時間を潰すため、僕らは近くのコーヒー屋へ。

店内は満員。
僕らはコーヒーを乗せたトレイを手に、空いてる席はないかと店内を見回す。
奥の方に二人用の席を2つ見つけ、僕ら4人は二手に分かれて座ることにした。
僕らはテーブルを囲み談笑する。そしてアパートメントの新曲を聴きながら、
コーヒーを楽しんでいた。

すると、突然後ろから「ああっ!」という声と、 「ガシャーン!」という物音が。
それと同時に、僕の足元にアイスコーヒーがぶちまけられたのが目に入った。

「ああっ!すみません、すみません!」という声がする。
僕は後ろを振り返ると、トレイを持ったおっさんが慌てふためいている。

おっさん:「すみません!申し訳ない!」

僕は、まさか?もしや?と思う。
えっ、オレ?もしかしてオレの服にコーヒーかかってんの?
僕は着ていたカーディガンを脱いで確かめる。
案の定、僕の白いカーディガンには、コーヒーの茶色の染みが世界地図のように
無残に広がっている・・・。

おっさん:「洗います! すみません、洗ってきます!」

と言い残し、おっさんはどこかに消える。

やってくれたなおっさん・・・。白のカーディガンなんだけど大丈夫かな。
「洗う」 とか言ってたけど。
そんな不安を抱えつつ、僕らはアパートメントの新曲に話を戻した。

数分後、おっさんが戻って来た。

「すみません、すみません・・。洗ってきました。ほんと申し訳ない・・。」

僕は恐る恐る、カーディガンを広げてみた。
なんと、あの無残な茶色い染みは全く残っていない。
しかも洗濯が終わったばかりのような白さ。

おっさん、一体どんな洗い方したんだ?
ぶっちゃけ半ば諦めていた僕は、予想外の仕上がりに驚いた。
そして僕は被害者なんだけど、コーヒーの染みを洗い落としたおっさんに
少し感心してしまった。

おっさんは「すみません・・」とさらに謝り、財布から「クリーニング代です」と
言いテーブルに置いた。
そして彼が見つけた席へと消えていった。


僕は威勢を張るタイプの人間ではないし、おっさんにも悪気はないので、
「別にいいですよ。染みも落ちてるし。」
みたいな感じでその場は解決。
僕らはライブハウスに戻り本番を迎え、先月のレコ発よりいいライブが出来て
いい気分でこの日を終えた。

幸いにも、僕の白のカーディガンに茶色い染みは残らなかったので
僕は運が良かったのか。
それとも、コーヒーをかけてしまった相手が僕だったので、おっさんも
運が良かったのか。

でも僕はこの白のカーディガンを着るたびにこの事件とあのおっさんを
思い出すかもしれないし、あのおっさんにも何かしら小さな「傷」みたいな
染みが心に残ったかもしれない。

まあとにかく、命拾いしたな。おっさん。

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鞄に歌詞集

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僕は生まれてこのかた、「詩集」というものを読んだことがない。
ましてや歌詞集なんて。いわずもがな。

「歌詞集」は、CDの歌詞カードをピラピラ、とはまるで趣きが違う。
まるで「詩集」を読んでいるかのよう。


 気象衛星  いいからもどってこい

 開いたパネル閉じて  今すぐもどってこい 


「気象衛星」で、宇宙を彷徨う気象衛星に思いを馳せてみたり、


 思春期に感受性ならマグロになったから

 情が移れば簡単にやさしくなれんだね

 たいして違わないかわりに

 たいして報われはしないよ


「backgroundmusiceasylistening」で、十何年前の思春期だった頃を
思い返してみたり、「感受性がマグロとは?」について
真剣に考えてしまったり・・。


 僕の腕の先のギザギザと

 君の腕の先のギザギザを合わせよう


「分水嶺」で、自分の腕の先をマジマジと眺めてみたりする。
「分水嶺」という言葉を辞書で調べてみたりした。
初めて知った言葉だった。

小説もそうだけど、「文章」で思いを馳せることが出来るのは、
とても興味深く、面白い。
つーわけで、この「歌詞集」はとても面白い。
気が向いたときにピラピラと読む、最近の愛読書。

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"COUNTRY QUESTIONS"

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カイル・フィールド展『country questions』
目白 ブックギャラリー ポポタム (03-5952-0114)
http://popotam.m78.com/shop  
5.21(水)~5.31(土)  休廊日 5.26(月)
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カイル・フィールド。
ミュージシャンであり、イラストレーター。
アメリカ生まれカリフォルニア在住。

何年前だったかな、「Little Wings」としてカイルが来日したとき、僕は彼のライブに
数曲参加させて貰った。
そんときに彼の絵を知り、つぼにハマり、今日まで至る。

そして今回、Little Wingsが三度目の来日ツアー!しかも個展も開催されると聞き、
彼の音楽、絵のファンの僕としては、このうえないイベント。
「カイル、オレのこと覚えてるかな?」なんて淡い期待をもちつつワクワクしていたが、
突然「来日中止のお知らせ」が。

手術した耳の容態がおもわしくなく、今回の来日は見送ったとのこと。
とても残念だが、その理由じゃしょうがない。
今は早く良くなることを祈るばかり。

そんで先日カイルの個展に行く。
閑静な住宅地の中にある、小さな本屋さんの奥の部屋にあるスペースにて。
この空間でのインギャラリーライヴは、きっとLittle Wings にピッタリだなあ
なんて思いつつ、彼の絵を一枚一枚眺め、ポストカードと画集を購入。

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う~ん、不思議な絵だ。
彼は一体何を想像or妄想しながら描いてんだろう?
なんてのはきっと、野暮な質問。


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Little Wings のニューアルバム「SOFT POW'R」。
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more info →http://www.7ep.net/

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2 weeks...

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自分のブログにリンクしている、
友人のブログ。
その友人のブログにリンクされている「友人の友人のブログ」は、
僕は滅多に見に行かない。
(何となく「面倒くさい」、って理由)

でも先日、何となしに見に行ったその「友人の友人ブログ」はとても面白く、
結局けっこう過去までさかのぼって読んでみた。
その人は僕の友人の友人な訳なんだけど、僕は全く知らない人。
なんだか某大臣のセリフを思い出す。
僕の友人の友人は、武道家。

昨夜、何となく「面倒くさい」って理由で滅多に起動しない方のメールソフトの
受信メールをチェックすると、Casper & The Cookies のジェイソンからメールが
届いてた。4日前の消印。

「Hi JP。ジョナサンの新しいやつ出たね。聞いた?すげーいいよ!」

とのこと。
そんな情報は全く知らなかった僕。寝耳にジョナサン。
そんで早速CD屋さんへ買いに走ったが、こともあろうがすでに「売り切れ」。

店員さんに聞くと、
「初回入荷のジョナサン輸入盤は売り切れちゃいました。別ルートでの輸入盤は
たぶん月末に・・・」
とのこと。
残念。もっと早くジェイソンのメールをチェックしていれば・・・。

って旨を、ジェイソンに返信Send。
月末が待ち遠しい。

そのCD屋さんには「ジョナサンを巡る旅」と題したジョナサン関連コーナーが
設置されていて、僕はそのコーナーからダニエル・ジョンストンの初期音源集と
NRBQの4thアルバム、そして「REVOLUTION SUMMER」という映画のサントラを購入。
ジョナサンがサントラを提供したらしい。

ジャケだけを見ると、「この人がジョナサン?」って思う人がいるかもしれない。
この映画はどんな内容なんだろう。
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ちなみに、
上の写真は若かりしころの
ダニエル・ジョンストン。
どことなく、キャスパージェイソンに
似てる気がする。

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ちなみに、この人がジョナサン・リッチマン。
ジャケでも「僕、ジョナサン」と言っている。

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非現実の王国で

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ヘンリー・ダーガー(1892-1973)
親類も友人もなく、雑役夫として働いた病院と教会のミサを行き来するだけの貧しい
生活を送った孤高のアウトサイダー・アーティスト。
身寄りも無いまま1973年にシカゴでひっそりと息を引き取った後、40年間を孤高に
暮らしたアパートの部屋から「非現実の王国で」と題した15.000ページを超える小説の
原稿と、数百枚の挿絵が発見された。
孤高の中に立てこもり、妄想を綴り、生涯をかけて描いた作品は、死後、急速に
評価を得て・・・

パンフレットよりざっくり抜粋。
「ヘンリー・ダーガーの謎 非現実の王国で」という彼のドキュメンタリー映画。
劇中には彼の絵を使ったアニメーションが挿入され、「彼のミステリアスな生涯と
作品世界に迫る異色のドキュメンタリー!」と、まさにそんなかんじ。

ドキュメンタリーなのに、ノンフィクションなはずなのに、
僕は内容を理解するのに苦しんだ。
なんだか訳が分からないうちに本編終了。
彼の生涯があまりにミステリアスなためか、挿入されるアニメーションが
ミステリアスに拍車をかけるのか。
現在渋谷ライズXにて公開中。

アパートの大家、彼を知るわずかな隣人の証言を元にする。
「見た目は浮浪者みたいだった」「1年中同じコートを着てたわね」
「ウチのペットを可愛がっていた」「う~ん、あんまりハッキリとした印象は・・・」
でも彼の死後、彼の部屋に入ってみたら、それはもう「ええっ!」とビックリ。
隣人が抱いていた彼の印象とは天と地ほど異なる、妄想で綴られた非現実な王国で
部屋はいっぱい。

ヘンリー・ダーガーはやたら「妄想」という言葉で表現される。
「妄想」と「想像」はどう違うのか?
「想像」もしくは「空想」という言葉では、彼を表現するには足らないのか。
僕は早速ググッてみる。

「想像」…実際には経験していない事柄などを推し量ること

「空想」…現実にはあり得ないような事柄を想像すること。

「妄想」…

1 根拠もなくあれこれと想像すること。また、その想像。

2 とらわれの心によって、真実でないものを真実であると誤って考えること。
 また、その誤った考え。妄念。邪念。

3 根拠のないありえない内容であるにもかかわらず確信をもち、事実や論理によって
 訂正することができない主観的な信念。

だそうだ。
なんだか、妄想する人は報われないっぽい。
「想像」と「妄想」の境界線を誤ると、危ないっぽい。
「アウトサイダー」と刻印されるゆえん。
ヘンリー・ダーガーの世界は、妄想を元に創造された非現実な世界、っぽい。

まあ、このドキュメンタリーは「妄想」とか「想像」だとかを問う映画じゃなく、
彼の描いた世界を楽しめる映画だよ。

ライブでも芝居でも、舞台上の人は想像を元に演じてるのか、妄想が元か。
小説も映画も然り。
観た人、聞いた人読んだ人は舞台上の世界を存分に楽しみ、ウチに帰って
ベッドの中でその世界をさらに妄想か想像するかもしれない。

ビョークみたいに「まるで妖精!」とイメージさせる人が、ライブ中のMCで
「きのう夕食にこんなものを食べてね、それから友達とこんな話をしてね、椅子から
転げ落ちそうなほど笑ったわ。笑い転げるってこういうことなのね」
みたいなMCされたら、僕らがビョークに対して抱いている想像or妄想は崩れそう。

昔読んだある漫画で、
「キース・リチャーズがライブハウスでチラシ撒きなんかするか!?」
って話もそう。
想像or妄想することで、とある世界は無限の世界に勝手に広がっていくみたい。

話は変わり、最近の僕の現実世界は・・。

新たにニューお面を発注し、仕上がりにワクワク中。
(※注 Elekibassは長年愛用してきた登場用お面をリニューアルしました)

コンパナしか注文しなかったカフェで「カプチーノ1つ」と注文したら、店員の人に
分かりやすく「ええっ!」っていう顔をされた。
「私の記憶では・・・、初めてですよね?」
その通りなんだけど、彼の「いつもあの人はコンパナを注文する」というイメージを
覆してしまったようで悪いな、とかほんの少し思いつつ、美味しいカプチーノを頂く。

約2年ぶりの復活ライブ、DOMINO88のライブを見に行く。
大学のサークル時代から知っているバンドなので、楽しみにして見に行く。
ライブはすげー大盛り上がり。
DOMINO88Tシャツを着た、タオルを首に巻いた、復活を待ちわびてたファンで
会場は満員。おなじみの登場SEで、会場は一気にヒートアップ。

フロアはみんな踊り飛び跳ね、一緒に歌い、勝手に輪が出来たり、
すごかったな。ライブ終了後は、「待ってるからなー!」の声もたくさん聞こえる。
この光景に、なんだか僕はDOMINO88にもそのファンにも、変な言い方「感心」する。
さらに変な言い方、「日本人ってこんなに盛り上がるんだな」なんて思ってしまう。
普段そういうライブにあまり行かないってのもあるが、この光景も含め、
楽しいライブでした。

つーわけで、ヘンリー・ダーガーはアパートでこっそりと人知れず、途方ない非現実な
世界を描いていたとき、彼は一体何を思いながら想像or妄想を?
なんてことを想像or妄想すると、より楽しめる映画かも。
興味がある方はどうぞ・

ヘンリー・ダーガーがブログなんて更新するか?!

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上空での夢と、地上での現実

先日の九州ツアーへと向かう飛行機の中。
羽田空港を飛びたってから30分ほど過ぎた時点で飛行機が
乱気流に突入し、その旨を伝えるパイロットのアナウンスが
機内に流れる。

予想外な揺れの影響か、パイロットの声が頼りなく聞こえたのが原因か、
機内には不安そうな声がザワザワと聞こえ出す。
その中には浮き足だった声やキャビンアテンダントに安全を確認する
おっさんの声、どこかの赤ん坊がわあわあ泣き出し、初めての飛行機で
浮かれだち、むしろこの状況を楽しんでいるかのように騒ぎ出す輩や、
その他いろいろ。

しかし僕は、前日のアパートメントのライブの疲れが残っていたせいか
うたた寝を始めていた。
飛行機の揺れはますます激しくなり、乱気流のど真ん中に突入する。
パイロットのアナウンスが、僕の意識からだんだんと遠ざかっていく・・・。


「当機は乱気流に突入します。しばしの間、皆さんご辛抱ください・・・。」


僕は毎年恒例の参勤交代に飽きあきしていて、「また今年もか・・・。」
みたいなやる気のなさで、行列の後ろの方をダラダラと歩いていた。

季節は4月の終わり頃。
空は晴れ渡り小鳥がさえずり、新緑の木々はそよ風に吹かれ、
道すがらには黄色い野花が転々と小さく咲いている。

こんな天気がいい日なのに、これから素晴らしい季節を迎えるっていうのに、
こんな日にヘロンが草原でレコーディングを始めたら、きっといい音源が
録れるだろうに。
そんなことを考えながら、僕は馬上の上司に見つからないよう
タバコを吸いながら行列の後ろの方をダラダラと歩いていた。

僕の少し前方には、鹿児島生まれの西郷隆盛が巨漢を揺らして歩いている。
彼と僕は小さい頃からの草野球仲間。ホームランを打ったり打たれたりの
良きライバル。
彼のうしろ姿は、いかにもやる気なさそうに見える。
頭をむさぼり掻いたり、大きなあくびをしたり、時々空をボ~ッと見上げてたり。

そんな西郷が何度目かの空を見上げたとき、彼は見上げたついでに僕の方へ
振り返り、パッチリとした目でウインクをした。

どうやらそれが合図だったっぽい。
「コーヒー休憩ができそうな、雰囲気のいい茶屋を探してきます!」
僕らは上司に嘘をついた。

行列を抜け出した僕らは一路、筑前へ。
僕はとんこつラーメンには興味がなく(西郷はダイエット中だった)
本場の明太子スパを堪能し、シーナ&ザ・ロケッツのライブを観ながら
本場のレモンティーを楽しんだ。

その後、僕らは北九州小倉へと向かう。
ちょうどそのとき、筑前大名の参勤交代の行列と出会った。
行列が通り過ぎるのをゆっくりと待つ僕ら。
その行列の最後尾には、横じま模様の派手な衣装を着た4人組が
「あっぷるふぃっしゅ万出井」と書いた旗を掲げてと歩いていた。
明らかに他の侍たちとは雰囲気が異なる彼ら。
彼らが僕らの前を通り過ぎるとき、西郷がウインクした。

それが合図。
彼らの地元「バードマンハウス」という小屋で恒例の、
「ビールコーヒーユーモアジョーク24」というイベントに
僕らを誘ってくれた。

そのイベントには、なぜか江戸から「逆」参勤交代してきた
Elekibassとハミリーコンプータという楽団も出演。
彼らとあっぷるふぃっしゅ万出井とのイベントは、それはそれは
大変素晴らしく、場内は歓喜に満ち溢れていた。

元服したばかりでちょんまげも初々しい青年は拳を振り上げ、
「あっぷるふぃっしゅ万出井」と彫ってあるかんざしをした3人組の
町娘はキラキラした笑顔で歌い、気難しそうなお侍さんは刀を
ギター代わりにして叫び、お百姓さんは鍬をベース代わりに踊り、
大工の棟梁さんはカンナをカンカン!と打ち鳴らし、呉服屋の
若旦那は物販席で汗をかいている。
ライブ後、西郷は「お母さんと彼女に」と、かんざしを2つ購入。

翌日、彼らは長州の「Organ‘s Melody 」という小屋に向かうと
いうことだったので、行くあてもなかった僕らは彼らと
一緒に長州へ向かうことにした。

「Organ‘s Melody 」に着いた僕ら。
店内に入ると、高杉晋作と桂小五郎が酒を飲みながら
「モデストマウスにジョニー・マーは必要だったか不要だったか?」
について熱く語っていた。
実際にそのライブを見た僕は、「必要だった」に一票。

そんな熱い議論に構わず、あっぷるふぃっしゅ万出井とElekibassと
ハミリーコンプータはステージで演奏を始める。
最初はいぶかしそうに眺めていた高杉と桂の2人。
すると人懐っこい西郷が、「一緒に踊りませんか?」とウインクする。

それが合図だったのか、または酒がいい感じでまわっていたからかは
定かじゃないが、彼らはお互いの肩を組み、輪になって踊り、
存分にライブを楽しんでいた。

その何年か後に成立した薩長同盟だが、この日がきっかけに
なったのかは定かではない。

しかしOrgan‘s Melodyの店長や、その場にいたお客さんたちによって
この日の出来事は語り草となり、今では子守唄のように、おとぎ話のように、
子孫代々ひっそりと語り継がれているという・・・。

「当機はまもなく福岡空港に着陸します。本日の福岡は快晴、気温は・・・」

キャビンアテンダントの声で、僕は目が覚めた。
僕らが乗った飛行機は、無事福岡空港に着陸。
興味が無かったとんこつラーメンは結局2杯食べ、明太子スパを食べる機会は
巡って来ず、ふらりと立ち寄った福岡の街中にある店で、革靴愛好家の僕は
コンバースのスニーカーを買った。
夢とは違う、予想外の展開。

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九州ツアー後記

Elekibass&ハミリーコンプータの九州地方ツアー。
北九州市小倉では、盟友Apple Fish Mondayと2マンライブ。
初上陸した山口県には、Eleki、ハミコン、Apple Fish Mondayで乗り込み、山口っ子を
おおいに沸かせることができたんじゃないか?
今回のツアーでいちばん盛り上がったような気がするな。

それにしてもApple Fish Monday、ナイスバンド。
4人が色鮮やかな衣装をまとい、なんだかウキウキさせてくれるポップなバンド。
ベースボーカル小野君の多彩なポップ音楽性と、キーボードジェリーの粋な乙女心、
れいしろう君のギターはバンドサウンドの骨組みを支え、さらに後ろから
ナナエちゃんのドラムがマザー的なリズムで支えるかんじ。

東京にはすげーたくさんバンドがいるのに、Apple Fish Mondayみたいなバンドには
出会ったことがないような。東京っ子にもぜひ見て欲しいオススメなバンド。

ハミリーコンプータは、九州っ子にとてもウケてた様子。
彼らと約1週間寝起きを共にしたんだけど、おもしれーなーあいつらは。
バンド漫画にでも出てきそうなキャラが5人揃ってる。
今回4ヶ所のライブもとてもいい感じ。
ハミコン5人各自が出す音が揃うとき、とても迫力が出てきた。
福岡Juke Jointでのアコースティックライブでは、最後の曲を5人が横一列に
並んでちょっと恥ずかしげに合唱。
なんだかとても微笑ましい光景でした。

こんなこと言うのは何か変だけど、とても「バンド」っぽいバンド。
今後の彼らの活躍が楽しみだ。
ハミコン未体験っ子は、機会があったらライブ観てみてね。

つーわけで、今回の九州ツアーは単純に面白く&楽しいツアーでした。
街をブラブラ歩いたり、美味しいものを食べたり、九州で出会った人達と
楽しい会話をしたりなどなど、ライブ以外の生活もとても充実。
そんなツアーをしていた僕らのライブを見に来てくれた人達は、きっと楽しんで
くれたことだろうと思います。

そして僕らのもう1つのツアー、参加者はElekiからオレ、サックス仲本さん、
ベース高宮くん。
ハミコンからはキーボード大ちゃん、ベースのクーニー。
そして全国各地から集まった、老若男女の方々。
「Yahoo!JAPAN DOME バックステージツアー」もすげー楽しかった!


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